意を決して蔵元に連絡をします。
あ、あの・・・蔵元見学をさせて欲しいんですが・・・
ところが、アナタが折角勇気を振り絞って電話をしたところで、
恐らく多くの日本酒の酒蔵からは、蔵元見学を断られることに
なると思います(笑)。
もちろん、大きな規模で日本酒を醸造している酒蔵や、規模は
小さいながらも蔵元見学の受け入れをHPなどで公表している
ような日本酒の酒蔵もあります。
しかし、申し込みさえすれば誰でも蔵元見学を受け入れて
くれるような酒蔵の方が稀であり、断られても文句を言わないで
欲しいのです。
大きな規模で日本酒を醸造している酒蔵であればいざ知らず、
私たちが愛するような日本酒を造っている酒蔵の多くは、
極めて小所帯で蔵を運営しています。
どれ位少ないのかと言うと・・・
A蔵・・・5名!
B蔵・・・3名!!
C蔵・・・2名!!!
嘘だろうと思われるかもしれませんが、私がこれまで訪れた
日本酒の酒蔵の多くは3~7名くらいで運営されているところが
ほとんどでした。
そんな中で、一般消費者を蔵の中に招き入れて案内するという
のはハードルが高いことなんですね。
正直、蔵元にとっては、一般消費者を蔵元見学に受け入れることに
直接的なメリットは何もありません。
造りの期間でなくとも、出荷や瓶詰など蔵元の作業は多種多様です。
しかも造りの期間でない場合は、そもそも蔵には人がいませんし。。。
それこそ、常時蔵にいるのは、蔵元がおひとりだけというところも
多いのです。
一方、造りの間であれば、日本酒造りのあらゆる工程を少人数で
こなさないといけませんし、何より造りに集中したいでしょう。
もちろん、一般消費者に、よりその蔵を知ってもらい、ファンに
なってもらい、口コミでその味が伝播して・・・という側面はある
ものの、基本は、蔵元の好意の上に成り立っているという
ことを頭の片隅に置いておいて欲しいなぁ・・・と思うのです。