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週刊 上杉隆
【第18回】 2012年10月18日
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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

ジャーナリズムの基本原則が
日本でも徹底されるために

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 12年間のジャーナリズム活動において、私は多くの編集者に恵まれた。

 それは新聞、雑誌、本、ネットなどの媒体を問わない。どこの世界にでも素晴らしい人物はいるものなのだ。

 私自身、多くの事柄をそうした編集者たちから学んだものだった。

 もちろん、反面教師もいる。だが、それはそれで、「教師」というだけあって学ぶことも少なくなかった。

 一方で、そうした編集者たちとジャーナリズムのあり方で意見交換することが無くなってきていることも気になっている。それは不断に語られているのかもしれず、単に私の周辺だけで、そうした青臭い理想論を語られることが少なくなったのもかもしれない。

 それならばそれで、「あぁ、自分もこの業界ではベテランになっていたんだなぁ」とも思い、一抹の寂しさも感じるものだ。

 私が新聞・雑誌などに寄稿し始めた1999年当時に担当してくれていた編集者たちのほとんどが、編集長やデスクなどの「管理職」に出世してしまっている。

 思えば、これまでいろいろな媒体に寄稿したり、連載してきたものだ。

 文藝春秋、週刊文春、諸君!、新潮45、週刊新潮、月刊現代、G2、週刊現代、SAPIO、週刊ポスト、週刊朝日、サンデー毎日、ウィークリー読売、週刊プレイボーイ、朝日新聞、毎日新聞などなど。

 そこでは徹底した取材方法と雑誌記事の書き方のイロハを教えてもらったし、あるいはまた文章構成の術や取材時の着眼点などのジャーナリズムの基本を教えてもらったりした編集者たちがいた。

 だが、その当時ですら、私は納得できずにいつも一部の編集者とぶつかっていた事柄があった。

 それが、冒頭のフレンチの言葉とも関連するものだ。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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