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'12/10/17

井原市、バスセンター購入へ




 井笠地域や福山市などでバス事業を展開する井笠鉄道(笠岡市)の事業廃止問題で、井原市は16日、廃止後の11月からの運行継続のため同社の井原バスセンター(井原町)の土地、建物を今月中に買い取る意向を明らかにした。24日に市議会臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案を提案する。

 市や同社によると、バスセンターは1971年の鉄道廃止を受け、旧井原駅を改装して開設した。3208平方メートルに鉄骨2階建て延べ755平方メートルが立つ。現在、平日で同社など3社の計8路線、20系統、164便が発着しているという。

 市は16日に市役所であった市議会全員協議会で「運行に欠かせない財産は会社が存続しているうちに手続きを進めたい」と売買契約を結ぶ意向を示した。購入金額は協議中という。同社は「前向きに検討している」と話している。

 会議後、滝本豊文市長は「バスセンターを中心にダイヤを組んでいる。拠点がないと継続運行できない。どうしても確保しないといけない」と話した。

【写真説明】井原市が買い取る意向を示した井笠鉄道の井原バスセンター(井原市井原町)




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