NHK首都圏のニュース 首都圏放送センター

  • 首都圏放送センター
  • 全国のニュース

神奈川県警 元大学生に謝罪へ

神奈川県警 元大学生に謝罪へ

横浜市のホームページに小学校への襲撃予告を書き込んだなどとして逮捕された元男子大学生について、神奈川県警察本部は、これまでの捜査などから事件と無関係だった可能性が高いとして、近く、元大学生や家族の意向を確認した上で、直接、謝罪することにしています。
その上で、今後、元大学生から改めて話を聴くなどして、当時の捜査に問題がなかったか経緯を調べることにしています。
一方、横浜地方検察庁は、18日午前、警察の担当者からこれまでの捜査の検証について報告を受けました。
元大学生は、事件に関わったとしてすでに保護観察処分となっていて、関係者によりますと、検察は、家庭裁判所に対して処分の取り消しを求めることの検討を始めたということです。
これについて、横浜地方検察庁の堀嗣亜貴次席検事は「捜査中なので個別事案については答えられない」とコメントしています。

横浜市のホームページに小学校への襲撃を予告する書き込みがあったのは、ことし6月29日でした。保土ケ谷区内の小学校を名指しして「襲撃してガキども皆殺しにしてやる」、「猟銃と包丁で完全武装して学校へおじゃまします」などと予告。
小学校では翌日に予定していた授業参観が中止になりました。
警察は横浜市からの届け出を受けて市のホームページのデータを調べ、IPアドレスの記録などから7月1日、当時、東京都内の大学に通っていた19歳の男子学生を自宅のパソコンから書き込みを行ったなどとして、威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、元大学生は警察の調べに対して当初「何もやっていない。不当逮捕だ」などと容疑を否認。
その後の検察の調べに対しては容疑を認め「楽しそうな小学生を見て、自分にない生き生きとしたものを感じた。困らせてやろうと思った」と話していたとしています。元大学生は7月20日に家庭裁判所に送られ、観護措置となって少年鑑別所に入ったあと、事件に関わったと認定されて、8月15日付けで保護観察処分となりました。ところが、今月9日と10日に、東京の弁護士などに届いた犯行声明とみられるメールで、犯人を名乗る人物は横浜の事件についても「自分の犯行だ」と指摘。
公表されていなかった襲撃予告の全文とともに、「ホームページのアドレスをクリックしただけで掲示板に勝手に文章が投稿される方法を使った」などと、犯行の方法についても具体的に書き記していました。
警察が元大学生のパソコンのデータを改めて解析したところ、メールで指摘された手口と同じ痕跡が残っていたことが判明。
そして17日、弁護士の立ち会いのもとで、元大学生から改めて話を聴いたところ、「やっていない」などと事件への関わりを否定したということです。
警察によりますと、この男性はすでに大学を退学しているということです。

10月18日 18時06分

首都圏のニューストップへ

ご覧になりたい地域を地図から選んでください

首都圏のニュース

未登録のニュース

登録

解除

    未登録のニュース

    登録

    解除

      マイエリアの登録方法

      表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。

      1. 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
      2. 登録したい都道府県を地図から選択します。
      3. 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。

      ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。