弁護士にも犯行認めるメール10月15日 23時42分
遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンが悪用され、脅迫メールを送った疑いで男性2人が逮捕されたあと釈放された事件で、都内の民放に送られた犯行を認めるメールと同じような内容のメールが、東京の弁護士にも届いていたことが分かりました。
メールが送られたのは、東京の落合洋司弁護士です。
落合弁護士によりますと、メールが届いたのは、今月9日の午後11時22分で、TBSにメールが届いた今月10日の前日だということです。
自動的に迷惑メールのフォルダに振り分けられていたことから、15日の夕方まで、メールが送られていたことに気付かなかったということです。
文面は犯行の動機として「警察・検察を嵌めてやりたかった、醜態をさらさせたかった」などと書かれているほか、「警察・検察の方へあそんでくれてありがとう」などと、TBSに届いたメールと同じような表現が使われています。
また、このメールを落合弁護士に送信した理由については「たまたまテレビに出ていたから、また、事情に詳しそうだったので」などと書かれています。
さらに、このメールでは、ことし6月、横浜市のホームページの掲示板に、保土ケ谷区にある小学校を名指しして襲撃するなどと書き込まれた事件についても関与を認めていて、保土ケ谷区役所によりますと、「送信者のメールアドレスや本文は同じ内容で、本文の詳しい内容は警察にしか伝えていない」としています。
落合弁護士は、15日夕方、このメールを受信したことを警視庁に連絡したということです。
弁護士“徹底的に捜査を”
送りつけられたメールについて落合弁護士は、「書かれている内容は、かなり具体的で信ぴょう性があり、真犯人が書いた可能性が高いと感じた。今回の問題では、無実の人が逮捕、起訴された可能性が出てきており、捜査機関は真相解明のため徹底的に捜査してほしい」と話しています。
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