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十勝毎日新聞社ニュース

ジオパーク構想案まとまる

2012年10月02日 14時22分

 【鹿追】町が来年度の日本ジオパーク認定を目指す「しかおいジオパーク(仮称)構想」案が1日、同パーク推進協議会(会長・吉田弘志町長)で示された。火山活動によって生まれた然別湖、永久凍土、独自の生態系など、地球活動の記憶が眠る大地として特徴付けている。11月に事前審査相談会に臨み、来年4月に申請書提出を予定している。

日本ジオパークへの認定を目指す「しかおいジオパーク」構想の中核となる然別湖周辺

 ジオパークは、科学的に貴重な地球活動の遺産を含む自然公園。保全だけではなく、教育や旅(ジオツーリズム)などに活用する取り組みで、日本ジオパークには現在全国25カ所が認定を受けている。

 構想案では「しかおいジオパーク」の地質的特徴として、小規模な溶岩ドームが密集する「単成火山群」の噴火活動によって川がせき止められて誕生したとされる「然別湖」と、同湖周辺の日本最大規模の「風穴地帯」、日本最古の可能性がある「永久凍土」などを挙げた。

 然別湖にのみ生息する「ミヤベイワナ」、岩塊斜面に生息する「エゾナキウサギ」などの貴重な生態系も特徴。火山の恵みによる大地を活用した農業や観光、小中高一貫で取り組む「新地球学」も、パークの構成要素として強調している。見所となる“ジオサイト”候補地には湖や山岳、温泉など26カ所を挙げた。

 認定の狙いとして、身近な自然について学び郷土を愛する心を育てる教育的効果と、町の名を国内外に発信し来訪者の増加を期待する経済的効果を掲げた。

 町内の関係機関や学識経験者で構成する推進協議会は1日、臨時総会を開き、構想案を示した。ジオサイト候補地は学術的な意義や、一般の人が来訪可能な観点を踏まえて絞り込みと追加を行う。吉田町長は「町内でもジオパークへの理解が広がっており、来年に認定を受けるべく進めていきたい」と意欲を示した。

 今後は11月2〜5日に高知県室戸市で開かれる第3回日本ジオパーク全国大会の事前審査相談会で構想案を示す。来年4月に日本ジオパーク委員会に申請書を提出、現地調査などを経て、同10月の認定を目指す。

ジオパーク
 ユネスコが支援する認定機関により世界77カ所が「世界ジオパーク」に指定。世界遺産が保護に重点を置いているのに対し、「活用による地域活性化」を重視しているのが特徴。国内では日本ジオパーク委員会が独自に「日本ジオパーク」を認定、現在25地域が登録されている。このうち「洞爺湖有珠山」など5地域が世界ジオパークに加盟。道内では「白滝」「アポイ岳」が日本ジオパーク。

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