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2012年10月14日

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「コンフィデンスマン」(THE SAMARITAN)(アメリカ映画):64歳のベテラン名優サミュエル・L・ジャクソンが過去の贖罪を求める詐欺師を熱演

 昨夜(13日)の上野発JR常磐線の車中、満員で優先席も若者が座ってiPodを楽しんでいる。80過ぎの老婆がヨロヨロ前に立っても平気で目を瞑っている。僕は青年の肩を叩いて譲るようにお願いした。青年は直ぐ立ち上がり「済みません、気が付きませんで」と謝り老婆を席に座らせる。素晴らしい光景だ。
外国特派員協会(FCCJ)のG政権もこの態度を見習いなさい。冷酷無比にも従業員36人を馘首して、僕が注意し批判しても平気の平左。それでも正義のため何度も警告を発する僕に食って掛かった上で咎めた僕を「会員資格停止」処分、それも3か月後に再審査し会員資格剥奪、クラブから追い出す心算だ。
これまでも正義感に燃える(それとも単なるお節介焼きか?)僕は優先席にドンと座る若者たちに注意を繰り返しているが10人のうち9人は従順に受け入れる。だが中には怒って僕を突き飛ばす「無頼漢」もいた。協会G政権はその「無頼漢」だ。電車でもクラブでも注意する僕には何の利益も役得も無い。
ただ弱い者や虐げられている人たちに同情し敢えて身の安全を顧みず口を出しているだけだ。注意された人が「無頼漢」である確率は10%、その1割のマイノリティにG政権は恥ずかしくもなく属する。その上ブログで注意し批判することは「言論の自由」(FOS)なのだ。ジャーナリストの府である記者クラブが憲法で保証されているFOSを侵害するのは狂気の沙汰。67年ジャーナリストの府であったFCCJの歴史を踏みにじり汚そうとしているG政権はどうしても許せない。

 野球で一番面白いのは逆転また逆転の8対7のゲームだとの通説は野球ファンには常識になっている。ただその話しの元は熱狂的な野球好きのルーズヴェルト大統領だとは知らなかった。池井戸潤の「ルーズヴェルト・ゲーム」(講談社:2012年2月刊)は中小企業の頑張りを描き続ける池井戸の中でも最高に面白い小説だった。電気部品製造会社の青島製作所はリーマンショック以来の不況で大企業からの値下げや注文中止などで青息吐息、追い討ちをかけるのはミツミ電器の部品大幅値下げ。更にミツミは青島の優れた開発力に目をつけ合併吸収を画策している。青島製作所は倒産寸前だが、かつては都市対抗で優勝経験もある名門野球部も親と同様に左前になっている。ライバルのミツミ電器に監督と一緒に4番バッターとエースピッチャーを引きぬかれたのだ。ブラッドピットがGMに扮するオークランド・アスレティックスに似ている。会社は破産寸前、銀行も融資の条件に野球部廃止を要求する始末。創業者の青島会長はあくまでも野球部の存続を支持するが情勢が良く無い。青島がコンサルティングファームから引き抜いて社長にした細川も生え抜きの笹井専務から突きあげられて迷っている。人事部長で野球部長を兼ねる三上は細川の後任に高校野球の監督をしていた大道をリクルーとする。同じアマチュア野球と言えど監督は素人だ。 しかし大学でスポーツ科学を専攻し理路に適った野球をする。ブラピの「マネーボール」方式だ。しかし駒が揃わなければまともな野球が出来ない。そんな頃に社内の部対抗の社内野球大会がある。そこで凄い球を投げる沖原を見つける。アルバイトの身でいつクビになるか分からない要員だが、野球部に入れて正社員の路を歩ませたい。だがこんな良い条件を提示してもウンと云わない。1年からエースピッチャーだったが高校2年で甲子園予選を勝ち抜いた後嫉妬に狂った3年生投手の苛めに手向かって怪我をさせ出場辞退に追い込まれて以来野球を止めているのだ。その暴力を振るった相手がミツミ電器のエースピッチャー。会社でも野球でも大ライバルのミツミ電器と決勝戦が始まる。

 この映画、原題は「THE SAMARITAN」は聖書の中の「良きサマリア人」、困っている人を助ける人。日本人は聖書を読まないので、邦題はズバリ詐欺師、ペテン師の「CONFIDENCE MAN」もっともこちらだって分からない。

 パートナーで親友を殺した罪で刑期に服していたフォーリー(サミュエル・L・ジャクソン)は25年の刑期を終え出所する。暗黒社会から足を洗い堅気に仕事をしながら社会の片隅で平穏な暮らしを始める。ある夜バーで会った一人の若い女性、アイリス(ルース・ネッガ)と恋仲になり新しい生活が始まる。黒人の血の混じったネッガの何て細いエキゾティックなこと。
 そこへ殺した親友の息子、イ―サン(ルーク・カービー)が現れフォーリーの過去の顔である天才詐欺師の力を貸して欲しいと仕事を持ち込む。ボスのセイビア(トム・ウィルキンソン)を騙して大金を奪おうと言うもの。出所し足を洗ったばかりのフォーリーは断る。しかしイ―サンの姑息な罠に嵌ってセイビアと会わざるを得なくなる。
 後半になってアイリスはフォーリーの娘だと分かるが、それなら恋仲になるってことは近親相姦ではないか?

 64歳のベテラン名優、サミュエル・L・ジャクソンが過去の贖罪を求める姿を熱演している。トム・ウィルキンソンも太っちょの身体を揺すって冷酷なボスを演じる。だが論理的説得に欠くお粗末なエラン・マスタイの脚本にデイヴィッド・ウィーバー監督の下手な演出で、ノワール・フィルムを目指すだけの暗い画面で終始する。(余りに暗く列の端に座っていた僕の膝に後から来た客が腰を下ろしたほどだ)カナダトロントでロケを行ったが、トロントともNYとも分からない大都会の裏町が舞台だ。

公開中の銀座シネパトスは後4か月少しで閉館となるが客数もマバラで淋しい限り。

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