四季財閥会長・織斑秋牙 ( 青島俊作)
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OP《無限の世界》
作詞:青島俊作
作曲:零崎秋牙
唄:織斑 シュウガ
無限の空・・・・・へ羽ばたけ世界にそう俺らのせかいにレインボー!!!!
虹を空に写したら俺ら輝けるから・・・・
                   無限の空へ!最強兵器~
                              インフィニットストラトス



男性教師

「あ、織斑先生。もうご用事は終わられたんですか?」

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな」

おお、俺の聞いたこともない優しい声だ。ルークは何処へ?R2D2とお出かけか?

「い、いえっ。副担任ですからこれくらいの事はしないと・・・・・・」

「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になるように育てるのが仕事だ。私の言う事はよく聞き、よく理解しろ。出来ないものには出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠十五歳を十六歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言う事は聞け。いいな」

なんという独裁宣言。これは間違いなく俺の姉・織斑千冬。
だがしかし、教室には困惑のざわめきでは無く、黄色い声援が響いた

「キャーーーーーーーーーー!千冬様!本物の千冬様よ!」

「ずっとファンでした!」

「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から」

南半球から来てる人もいるからな?

「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しいです!」

「私、お姉様のためなら死ねます!」

最後の奴、自分を大切にしろ。

「・・・・・・毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させているのか?」

これがポーズでなく、うっとうしがっているのが千冬姉だ。千冬姉、人気は買えないんだぜ?もうちょっと優しくしようぜ。
と思った俺が甘かった。アン 入りの鯛焼きにチョコと生クリーム、砂糖、マシュマロ、イチゴを乗せて食べるくらい甘かった。

「きゃあああああああっ!お姉様!もっと叱って!罵って!」

「でも時には優しくして!」

「そしてつけあがらないよう二躾をして~!」

クラスメイトはドMの方が多いようだ。

「で?お前は挨拶も満足にできんのか、お前は」

「いや、千冬姉、俺は――」

パアンッ!本日三度目。脳細胞一万五千個死滅。あといくつあるのだろう。

「織斑先生と呼べ」

「・・・・・・い、Yes,sir」

なんとか声を絞り出せた。あのまま返事しなければもう一度殴――叩かれていたかもしれない。良かった
しかし、このやりとりがまずかった。姉弟だってのが教室中にバレた。

「え・・・・・・?織斑くんって、あの千冬様の弟・・・・・・?」

「それじゃあ、世界で唯一男で『IS』を使えるのっていうのも、それが関係して・・・・・・」

「ああっ、いいなぁっ。代わってほしいなぁっ」

いや、最後の。家での千冬姉を見たらそんなこと言えなくなるから。

「静にしろ!」
「諸事情で入学式に遅れた教師を紹介する。入って来い!」

プシュッー
圧縮された空気が開放された音が聞こえ、一人の男性が入ってきた。
そう、男性だ。

私の名は、織斑秋牙そこの織斑千冬の双子の兄だそしてそこの馬鹿の兄でもある」
「ちょ兄さん!そこでばらさないで下さいこいつが馬鹿なのは、認めますけど」
「ちょとひどくないか千冬姉、秋牙兄!」
「「織斑先生だ!・・・」」
「あの・・・織斑先生って二人いるんですけど」
「うるさいぞ山田(先生)・・・」
「あうぅ酷いです秋牙さん千冬先輩(涙)」
「あの秋牙先生ってと四季財閥関係があるんですか?」
「四季財閥は、俺の会社だがそれがどうした」
「すごい!」
「セシリアオルコットですわ質問よろしいですか四季財閥会長様」
「オルコット・・・なんだ?」
「フレディオルコットをご存知かしら?」
「フレディオルコット俺が尊敬する実力家だよそれがどうしたオルコット」
フレディオルコットは、生きているんだけどなスコールとして・・・
「ありがとうございますわ四季財閥会長様」
「後7個受けるぞ質問」
「はい」
「主席番号1番相川静香」
「趣味や特技は、何ですか?」
「梅酒と射撃」
秋牙は、腰から拳銃を出した
「これでいいか後6・・・1個だ」
「あの・・・」
「何だ織斑」
「どうしてここにいるんでしょうか秋牙先生」
「んそれは、仕事だ教師としてでは、なく四季財閥として俺が俺でいるために」
そう俺は、俺でいるために



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