障がい児の就学講演会(2)

障がい児の就学講演会(2)

「みんな一緒がいいね」
~ありのままで~


稲沢の講演会を終えて、もう11日が過ぎました。
『講演会報告(1)』をブログに入れたあと、
仕事・kyoちゃんと打ち合わせ・講演会後の豊川の方の相談・
Tさんの相談・遅れていた高校の要望書作成と提出等等・・・
PCと携帯でのメールをしながら、なかなか続きをブログに
出せませんでした。

   *   *   *   *

講演会は私たちの予想をはるかに超え、会場は席が不足し
途中で椅子を追加して両脇の通路に並べました。
それでも後ろでは会のお父さん方は
立ったままで椅子を譲っていただきました。

会場の顔ぶれをみても、ほとんど初めて参加された方でした。
そして、なぜかご年配の方・・・お祖父ちゃんやお祖母ちゃんが
多く参加されていました。

「講演会の感想」は、参加者の半分以上の方が出してくれました。
この回収枚数の多さや感想の内容をみても、
佐藤さんの講演やonoさんやno-miさんの報告が
参加された皆さんによく届いていることがわかりました。
お年配方は「息子夫婦に教えたい」と書かれていました。

稲沢では現在、新設の養護学校が建設されています。
障がいのある子は、その最新施設の養護学校に行けること、
そこに行くことが幸せだと思われているような地域です。
だからあえてこの地で、講演会を開きました。
障がいのある子の親の参加もありましたが、
お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、療育関係者の方も多く参加いただき
「療育の場で、普通学級を薦めていこうと思います」という感想もありました。

愛知で、稲沢で、「みんな一緒に学ぶ」ことの種まきができたと思います。
これから、順に小さな芽が出てくるのを楽しみにしています。
講演会で質問された豊川のSさん。
保育園の年長のお子さんは地域の学校を希望し
小学校に相談し、授業の体験をしたと話がありました。
子どもが普通学級を望んでいるのか疑問に思ったと話されました。

佐藤さん・onoさん・no-miさんからは
子どもは最初から分けられることを望んではいない
子どもを比べない
だれでも最初は不安に思うのは一緒
など、いろいろな話がありました。

現在年長の子どもが、小学校1年生のクラスに体験に行き
落ち着いて一緒にできることを求めること自体が間違っています。
出来なくて当たり前。
そんな体験は必要ありません。
普通学級に行くと決めたなら、振り分けが目的の就健は受けず
入学すればいいこと、お母さん一人で頑張らなくても
私たちが一緒に応援することを話しました。

講演会の最後には、富山のSさんや名古屋のkyoちゃん、
そして佐藤さんの「ブログ ワニなつノート」で
出会ったばかりのまこさん、千葉のkumikoさんから一言ずつ発言を頂きました。
終了の4時半はあっという間に来てしまい、
暑い日の熱気あふれる講演会は無事に終了しました。

託児の部屋も子どもたちがあふれ、ボランティアのみなさんのおかげで
事故もなく過ごすことが出来ました。

講演会の終了片づけに追われ、豊川のSさんに何も声をかけることができないまま
終えてしまったことが気がかりでした。

No-miさんからは
「一人遠くの会に参加し、勇気を出して質問をして、おととしの私と同じと思いました」
と心配する声がありました。
Onoさんも「みんなの前で質問するのはとても勇気がいるのに
Sさんの不安な気持ちを受け止めることもできず、言葉を返してしまい
申し訳ないことをした」と心配のメールがありました。

後日Sさんに電話をしてみましたが、お出かけのようでした。
夜かけなおすことにして、PCのメールをチェックすると
そのSさんからメールが届いていました。
「ワニなつノート」に私がSさんのことをコメントをしていて
それを読んでメールをくれたということでした。

やっぱりSさんと私たちは『赤い糸』で結ばれていました。
Onoさん、no-miさんはとても喜んでくれました。
その後電話で話をし、Sさんも普通学級に行くことに決め
就健は受けないことになりました。

稲沢講演会で多くの方と出会うことが出来ました。
佐藤さん、kumikoさん、参加いただいたみなさん
準備と当日の運営をしてくえた会の皆さん
多くの方に支えられていることを実感しました。
ありがとうございました。

出会ったみなさんを大切に、
安心して普通学級に通えるように、全力で応援をしていきます。

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)