最終更新: 2012/10/17 23:46

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兵庫・尼崎市3遺体事件 関係者などが角田被告について証言

兵庫・尼崎市の連続行方不明事件で、鍵を握るとみられる女が、いかにして周囲の人間を支配下に置いていったのか、その行動の一端がさらに明らかになってきた。
3人が埋められていた、兵庫・尼崎市の住宅の床下。
現場には、警察の捜索で掘り返された跡が残っていた。
鍵を握るのは、当時66歳の女性を暴行し死亡させ、コンクリート詰めにして遺棄したなどの罪で起訴されている、角田 美代子被告(64)。
角田被告をよく知る人物は「(角田被告は)めちゃめちゃ派手。どこぞの国の女の人? という感じ。体格はすごくいい。がたいもある。高齢者のおばあちゃんという感じではなく、圧倒的に威圧感がある。(弱みにつけ込む?)そうですね。(周囲は角田被告の)言いなりにならざるを得なかった」と語った。
この角田被告を中心にした人間関係の中で、少なくとも7人が行方不明になっているとみられている。
今回の捜索で、この住宅の床下から見つかった男性1人と、女性2人の遺体が誰なのかも、次第に明らかになりつつある。
見つかっている3人の遺体は、司法解剖の結果などから、1人は、角田被告の兄と交際していた女性。
もう1人は、この家に住んでいた87歳の行方不明になっている女性の29歳の孫娘。
そして男性は、この孫娘のおじである可能性があるという。
さらに死者は、この3人にとどまらないとみられている。
角田被告の関係者は「ほかにも3人は殺害された」と証言している。
角田被告の関係者は、1人はドラム缶にコンクリート詰めにされ、兵庫県と岡山県の県境の海に遺棄され、もう1人は、香川・高松市に埋められたと警察に証言しているという。
殺害されたという3人のうち、1人の遺体は、兵庫県と岡山県の県境の海にコンクリート詰めにして埋められ、また別の1人は、香川・高松市に同様に埋められたという供述。
この香川・高松市には、行方不明になっている87歳の女性の口座から、年金を引き出したとして起訴された、孫の角田瑠衣被告の家族が、以前住んでいた。
関係者によると、高松市の瑠衣被告の家族が住む家にも角田被告が訪れ、金銭を要求していたという。
それは、今から10年ほど前の出来事だったという。
角田被告は当初、「いとこにあたる、ある人物を更生させてくれ」と、この家族に持ちかけたという。
この人物は、のちに66歳の女性の遺体をコンクリート詰めにした事件で実刑判決を受けることになる、李正則受刑者だった。
瑠衣被告の父親の親友は「(李受刑者を)何度か断ったけども、頼まれたので預かった。預かったはいいけど、乱暴ろうぜき働くわ、金はむちゃくちゃ使うわ」と語った。
やがて、家族が住む家には、角田被告自身がやってきたという。
瑠衣被告の父親の親友は「角田被告が自分の手のものを、4〜5人連れて、合計10人で押しかけてきた。(角田被告は)『今までの努力が無駄になった。これからまた一からや』と。『今までの責任をとれ。まずは金や』と」と語った。
その結果、瑠衣被告の父親は、多額の金銭の支払いを強いられたという。
瑠衣被告の父親の親友は「1,000万円は、すでに、こいつらにしぼり取られてた。李正則受刑者のために使ったのが500万円。だから合計1,500万円。(父親から)そこまでの明細を、わたしは預かっていた」と語った。
さらに角田被告は、瑠衣被告と姉に対し、ある行動に出た。
瑠衣被告の父親の親友は「角田被告が娘2人を洗脳しだした。マインドコントロールされきっていた。子どもたちが、父親をボコボコに殴るようになった。(母親が)『瑠衣ちゃんもやめなさい。お父さんになんてことをするんや』と。(瑠衣被告は)『お父さんは、根性をたたき直さんといかん。角田さんの言う通りや』と」と語った。
娘2人に対し、父親を暴行するよう命じていたという角田被告。
時には、角田被告は、瑠衣被告の父親と母親に、地面に穴を掘らせていたこともあったという。
瑠衣被告の父親の親友は「瑠衣被告の父親と嫁さんが穴掘ってるんや。(角田被告は)『殺してやるから、殺してそこに埋めるから、自分で穴掘れ』と。穴を掘らされて、言うことを聞かないと殴るける。何回目かに警察に通報があったわけ」と語った。
当時、話を聞いたという友人によると、瑠衣被告の父親と母親は、スーパーの半額弁当を1日2食しか与えられないなど、食事の面でも追い詰められた状態だったという。
瑠衣被告の親族は、瑠衣被告の親族は17日、「40日もの間、(角田被告や)ヤーさん連中が5人来て、家族5人おったら(全部で)10人。食費から何から困るでしょう」と語った。
さらに、瑠衣被告の父親と母親が、裸にさせられて、親族のもとを訪れたこともあったという。
瑠衣被告の親族は「裸にさせられて。すっぽんぽん。裸でここまで来て、涙流して泣いて泣いて。おじさん来てくれないと、わたしはご飯も食べられず、着るものも着せてもらえない」と語った。
親族が呼ばれた場所には、暴力団風の男たちと角田被告とみられる女がいて、金銭の支払いを余儀なくされたという。
瑠衣被告の親族は「女のマダムみたいな感じで、一癖あると思うような。(その女が指示をしていた?)そうです」と語った。
一家は、その後離散し、瑠衣被告の父親は、角田被告の目を避けるように隠れて生活。
瑠衣被告の姉とおじは、角田被告らに連れていかれたという。
その2人が、尼崎市の住宅から見つかった3人の遺体のうちの2人の可能性があり、警察が、身元の確認を急いでいる。

(10/17 17:27)


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