バクバクっ子 kyoちゃん 要望書提出

名古屋市のkyoちゃんは、人口呼吸器を使う
元気でかわいい6歳の子どもです。
来年就学に向け、みんなと一緒の地域の普通学級を希望し
今日、要望書を出しました。

  *  *  *  * 
                                        2011年6月15日
 名古屋市教育委員会
 教育長 伊藤 彰 様
                                              Kyo
                         名古屋「障害児・者」生活と教育を考える会
                                          代表 川本道代
                       要望書

 貴職におかれましては、すべての子どもたちが充実した学校生活を送るための教育の実現に日々取り組まれていることに心より敬意を表します。
 名古屋市で生まれ育ち6歳になるkyoは、人工呼吸器を使い自宅で生活をしています。現在は、児童福祉センターわかくさ学園に通園しながら、地域の保育園へ転園を打診、月数回の通園許可をいただいたところです。
 私たちは人工呼吸器を使用していても、京香が地域の学校で多くの子どもたちと一緒に、一人の子どもとして育ってほしいと願っています。
 「なごや子ども条例」には以下のことが記されています。
『子どもは、生まれながらにして一人一人がかけがえのない存在であり、周りの人に大切にされ、愛され、信頼されることによって、自分に自信を持ち、安心して健やかに育つことができます。子どもは、自分の価値が尊重されることによって、他者の価値を尊重することを知ることができます。子どもは、子ども同士のふれあいや、様々な人、自然、社会そして文化との適切なかかわりを通じて、他を思いやる心を持ち、ルールを守るなどの社会性を身につけ、豊かな人間性と創造性を備えるとともに、自分の行動に責任を持ち、他者と共生し、社会の責任ある一員として自立することができます。大人は、子どもの未来の視点を大切にするとともに、子どもの年齢や発達に応じた支援をし、子どもが自立した若者に成長するまでを見守ることが必要です。ここに、わたしたちは、児童の権利に関する条約を基本とし、民族、性別、障害などにかかわらず、子どもにとって大切な権利を保障するとともに、子どもの視点に立ち、子どもとともに最善の方法は何かを考え、子どもの健やかな育ちを社会全体で支援するなごやのまちを、市民が一体となってつくることを決意し、この条例を制定します。』
私たちが、子どもの就学にあたり希望することは、まさにここに書かれているとおりのことです。保護者といたしましては、地域の小学校の普通学級で学ぶことが、本人にとって最善の就学先と考えております。小学校の普通学級で、必要な合理的配慮を受けながら、安心してみんなの中で育ち学べる学校教育を希望いたします。
 名古屋市では人工呼吸器の必要な子どもの普通学級入学は初めてのケースと聞いております。そこで入学にあたっては具体的な情報提供や情報交換など、丁寧に事前の話し合いを重ねながら、名古屋市においても、医療的ケアを必要とする子どもが安心して地域の学校で学べることを願い、以下の通り要望いたします。
                     記

1・学校生活において必要な医療的ケアを含む合理的配慮を保障し、保護者の付き添い等を求めることなく、普通学級入学を実現させて下さい。
                                       以上
※6月28日までに、文書にてご回答いただけますようお願いいたします。


  *  *  *  *

kyoちゃんご一家、ヘルパーさん、kyoちゃんのおばさん、
同じ障がいの会の方が来てくれました。
私たちの会からは、Tさん、Oさん、Nさんが応援にきてくれました。
kyoちゃんのお父さんが要望書を読み上げているのを聞きながら
TさんやOさん、Nさんの学校や市教委に行ったことを思い出し
kyoちゃんの思いが重なり、涙が出てきました。

みんな当時は不安だったけれど、今は応援にきてくれています。
kyoちゃんの願いが叶うよう駆けつけてくれました。
13名でにぎやかに要望書を出しました。
まず1歩です。

コメント

No title

来年の今ごろには、hrくんのように、
うれしい学校生活の報告が載るんですね(^_-)-☆
楽しみ♪

Re: No title

まずは1歩を踏み出しました。
みんなと一緒に学校に行きたいという
『思い』を伝えることからスタートです。
市教委の担当者の方は二人とも
変えるときにKyoちゃんに声をかけてくれました。
これからもよろしくお願いします。

No title

当日うかがえなくて残念でした。

みんな一緒に育ちましょう。子供たちも親も。
みなさんに応援していただいたように
私たちも応援させていただきたいと思います。
きっと春は来る! 

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