前回、お知らせした、参議院議員会館で行われる「インクルーシブ議員連盟主催の学校教育法施行令5条改正」へ向けた集会に当事者として(京ちゃん、ちーちゃん、父、母)で参加してきました。
本日は、京ちゃん定期検診の日でしたが、急きょ予定変更!
応援していただいた方への恩返しのため、これから6歳の小学校の春を迎える子たちのために、東京へ駆けつけました。
京ちゃんの普通学級就学をたくさんの方に応援していただいたおかげで現在があります。
3歳以来の久々の新幹線東京への旅。多目的室で、ママにマッサージを受けながらの旅。
ちょっと堅苦しいですが、この学校教育法施行令5条を改正することは、すべての児童に地域の学校への就学通知を出し「障がいをもっていても1人の子どもとして、普通学級、支援学級、支援学校への選択肢を持てる」ということです。これをインクルーシブ議員連盟が文科省に提言しています。
国会議事堂と参議院議員会館を社会見学。
普通学級にみんな入学させることを前提とする法改正ではありません。親と本人の意向を最大限に尊重し、たとえ障害を持っていても、就学する場所を選べるというものです。
京ちゃんが普学級へ入学したいと思った時、さまざまなバリアが存在しました。制度のバリア、設備のバリア、人の心のバリア。
理解を得ていくために、時間をたくさんかけ、医療的ケアの学習会を開催して頂き、たくさんの応援や逆に批判もありました。
私達夫婦も疲れが出たのか、最近まで体調不良に悩まされました。
でも、京ちゃんは毎日、イキイキした表情で、家族で一番元気に地域の学校へ通っています。
今後、他のチャレンジドが普通学級を望んでもできるだけ批判を受けたりしないよう、たくさんの時間を割いて本人も親も疲れることがないよう、社会のみんなが障がいを持っていても就学先を選ぶ権利があるんだと知ってもらえるようになればいいと思っています。
インクル議連の稲見議員がおっしゃっていました。
「5条の改正で地域がインクルーシブ教育に向けてどう変わっていくか大切にしたい。
教育委員会も学校現場も5条改正で大きく意識変革があるのではないか。それが100点満点でなくとも、これからの子どもたちのための大きな変革があるのではないか」と。
阪神淡路大震災では、地域から離れ、養護学校へ通学していた人たちは、地域の学校へ通学している子供たちの家族より救助が遅れたことも例に上げられ、地域でみんなと生きる重要性も指摘されました。
全国から、当事者を主体に、180名の参加がありました。
私達も当事者として、文部副大臣、政務官、特別支援教育課課長へ現在の学校生活、これからの希望を発言してきました。
⇒ ②へつづく