みなさまへ
わが家の長女、京香(京ちゃん:7歳)は脊髄性筋萎縮症(SMA1型)という、個性をもって生まれてきましたが、人工呼吸器をパートナーに毎日楽しく、クラスメイト、上級生たちと地域の学校(通常学級)へ通学しています。
この度、京ちゃんのドキュメンタリー番組が放送されることとなりましたのでお知らせいたします。
日時: 5月28日(月) AM 10:25~11:20(40分程度)
CBCテレビ(中部日本放送)
「がっこうへいこう!」
地域で生きること、地域の学校に行くことは、はじめのころは我が家だけ、京ちゃんだけの問題でしたが、今では社会全体の問題であると認識しています。障がいを持っていることで、学ぶ場所、住む場所を選ぶことができない社会の現状があります。
私達家族は「どんなに重い障がいを持っていてもありのままで、同世代の子どもたちと同じ時間の流れ、空間で生活し学ぶことが障がい児(チャレンジド)にとっても健常者にとっても大切」と感じています。
「分けない社会は分けない教育から。」共に学ぶ共に育つことが、チャレンジド達への過度の心配や偏見をなくし、すべての人にとって優しい社会環境につながると思います。
「障がいは本人の身体的理由(医学モデル)ではなく、ハンデをフォローするのは、社会の責任(社会モデル)」の考え方がみんなに浸透するには、インクルーシブ(共に学ぶ)教育が大切だと改めて感じています。子どもたちが共に学ぶ、共に育つ姿をみて、周りの大人たちの目も変わってくるのだと思います。
さまざまなご意見があるとは思いますが、チャレンジドの実際の生活を知っていただき、たくさんの方が現在の障がい児・者をとりまく社会、学校環境を考えるきっかけとなればと思います。
放送では、言葉足らずな点、見苦しい点があるかもしれませんが、私達も「これからの子どもたち、社会のために」という決意をもってテレビ取材を受けました。
京ちゃんの進む道がこれからのチャレンジドのためにも良い道しるべとなるよう私達家族も小さな力ですが、思いを伝えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。