3月8日の大阪日日新聞に以下のような記事がありました。
府の新障がい者計画 「合理的配慮」周知へ
2012年3月8日
昨年8月の障害者基本法改正を踏まえた2012年度以降の「大阪府障がい者計画」について、府は7日の府議会本会議で、改正法の差別禁止規定に盛り込まれた「合理的配慮」を周知する方針を示した。
障害者を取り巻く「社会的障壁」の除去に過度の負担でない場合は合理的配慮がされなければならない、と改正法は規定。具体的な項目は13年に国会提出予定の障害者差別禁止法案(仮称)で示されるが、これに先立って府は、障害者の職場環境をめぐって勤務時間の柔軟な設定や段差を無くすバリアフリー化などを求める啓発を始めている。
井手之上優福祉部長は「新たな障がい者計画では合理的配慮の実践を府民にメッセージとして盛り込み、広く周知したい」と吉田保蔵議員(民主)の一般質問に答えた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120308/20120308023.html
さすが大阪だな~と思いました。
学校をバリアフリー化したり、介助員や看護師さんを配置することも合理的配慮と言われるものです。
バリアフリー化は現在の障害児・者のためだけでなく、みんなが生活しやすい環境、社会につながります。
私達はいずれ年をとります。いつけがをしたり、病気をして障がいを持つかわからないからバリアフリー化はみんなに共通することだとおもいます。
学校は災害時の避難所にもなっています。学校のバリアフリー化が進むことは災害時の備えにもなっています。
看護師配置や介助員の派遣は、障がい児本人が安全に学校生活を送るためや学習の補助だけでなく、他の生徒の安全確保ためでもあります。
イタリアの学校では、養護学校がなく、通常学級へ入る障害児に対して派遣された看護師は、その子だけではなく、クラス全体を見る(副担任のような)役割を担うというかたちをとっているそうです。
今回の、障害者基本法改正で、「共生社会の実現をめざす」や「社会的障壁の除去」が明記されたのは
前進だと言われています。
ただ、法律が改正されたから社会的障壁がすぐに解消されることはないと感じています。
これをきっかけに、いろんな方が、健常者も障がい者も隔たりない社会をつくるにはどうしたらよいか考える、話し合うことができればと思っています。
私たちも、受け入れる学校の児童、保護者、先生方の気持ちも理解し、少しずつ学校生活の中で障がい児(チャレンジド)たちの現状を伝えていくことができたらと思います。
東海、愛知、名古屋も合理的配慮だけでなく大阪のような取り組みが活発になればと思います。
今日は、お別れ遠足で、お友達とリトルワールドへ行きました。口から食べれないけどどうしてもピザを食べたいから味見だけした京ちゃん(最近食べ物や料理が大好きです)