反日日本人の偽証、朝日新聞の大誤報をいまだに信じている勢力を論破する
世界中にばら撒かれた「慰安婦問題」が捏造である「完全なる根拠」
(SAPIO 2012年8月22・29日号掲載) 2012年9月13日(木)配信
文=西岡力(東京基督教大学教授)
慰安婦問題が広く知られるようになって20年以上が過ぎた。第2次世界大戦時、日本軍が慰安婦を強制連行したとの「説」はその後の調査研究によって、事実ではないと結論が出た。しかし、残念なことに、勉強不足から慰安婦問題については韓国側の主張が「正しい」と信じている日本人も少なくない。
そんな中、韓国政府は再び、慰安婦に対する謝罪と補償を持ち出している。今、何故、慰安婦問題が再燃したのか。そもそも「慰安婦問題」とは何なのか。東京基督教大学教授の西岡力氏が慰安婦問題捏造の歴史を解説する。
昨年から慰安婦問題がまた騒がしくなった。これで4度目だ。
最初に問題が浮上した1991年から、私は慰安婦という歴史的存在はあったが、慰安婦問題はないと論じていた。すなわち、何々問題というからにはいまだに解決されていない点が残っているということだが、第1に慰安婦の公権力による連行は確認されておらず、彼女らは貧困を原因とするいわゆる人身売買の被害者であり、第2に日本と韓国の戦後補償問題は昭和40年の日韓協定で「完全かつ最終的に解決」している。したがって、解決すべき点は残っていないという主張だった。
しかし、昨年からの第4次慰安婦騒ぎを目にして、私は考えを変えた。一部の職業的反日日本人と日韓関係悪化を狙う韓国の反日運動家らの執拗な活動の結果、「日本軍が韓国人女性らを性奴隷にした」という虚構が国際的に広まり、韓国の若年層を含む多数の外国人がそれを事実と信じてしまっているということが解決すべき問題なのだ。
慰安婦問題は、虚構の性奴隷説をどう排除するかという問題として、厳然と存在すると今は考えている。
バックナンバー記事
- 海洋大国・日本と海洋国家連合・ASEANが手を組めば「最強のパートナー」になれる (SAPIO 2012年10月15日(月))
- 年寄りの「筋トレ代」まで払わされる若者は投票所に行って怒りの一票を投じよ (SAPIO 2012年10月4日(木))
- 企業も労組もオヤジ世代の既得権を優先 「労働格差」が若者を貧困の闇に閉じ込めている (SAPIO 2012年10月1日(月))
- もはや共産党も警察も止められなくなった1日500件の過激デモ (SAPIO 2012年9月27日(木))
- 外国企業はおろか高級官僚や富裕層まで見切りをつけた中国”壊死”の「7つの引き金」 (SAPIO 2012年9月24日(月))