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最終更新:2012年10月17日(水) 19時9分

PC遠隔操作、誘導工作の詳細明らかに

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 遠隔操作ウイルスによる「犯罪予告」事件で、神奈川県警が逮捕した明治大学生のパソコンのデータを解析した結果、真犯人によるとみられる誘導工作の詳細が明らかになりました。

 TBSに届いた真犯人を名乗るメールでは、大阪と三重の事件など、合わせて13件の犯罪予告に関与したとしています。このうち、横浜市のホームページに小学校の襲撃予告を送信したとして逮捕された明治大学の男子学生については、こう書かれています。

 「明大生は掲示板に貼ったURLをたまたま踏んだだけ」(TBSに届いたメール)

 この“犯行声明”を受け、神奈川県警は改めてデータの解析を実施。明大生は「2ちゃんねる」のプロバイダーに関する掲示板で、「小ネタですが」という言葉で誘導されたURLをクリックしていたことが捜査関係者への取材で判明しました。その数秒後、横浜市に襲撃予告が送信されていました。

 「2ちゃんねる」に書き込んだIPアドレスを専門家に調べてもらうと・・・

 「アメリカ合衆国と書いてますね。これからだとアメリカから書き込んでいるように見えますけど、実は発信元を隠蔽して、複数の海外のサイト、匿名のサイトを渡って『2ちゃんねる』にこの内容を書き込んだ」(情報セキュリティー会社『ラック』西本逸郎専務理事)

 県警は“犯行声明”を裏付けるような解析結果が出たことを重要視。明大生が真犯人によって事件に巻き込まれた可能性があるとして、改めて事情を聴くか検討しています。

 一方警視庁は都内の幼稚園への襲撃予告を送ったとして逮捕し、その後釈放された福岡市の男性について、事件と無関係だった可能性が高まったとして、週内にも再び事情を聴く方針を固めました。(17日16:39)

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