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検察の取り調べDVD 精神鑑定医が紛失10月15日 22時48分
青森地方検察庁から取り調べの様子を録音・録画したDVDを借りていた精神鑑定の担当医がDVDを紛失していたことが分かり、青森地検は「紛失は遺憾で、今後、貸し出すときは短期間に限定するなどの対応を取りたい」と話しています。
青森地方検察庁によりますと、このDVDは、裁判員裁判の対象となる事件で起訴された被告について、容疑者段階で取り調べた様子を録音・録画していたもので、精神鑑定が必要だとして捜査資料と共に精神鑑定の担当医に渡していたということです。
ところが、受け取った医師は、精神鑑定を終えて返却しようとしたところDVDが見当たらないことに気付き、青森地検に紛失を連絡してきたということです。
青森地検と医師が勤務する病院は、先月中旬ごろまで病院内でDVDを探したものの見つからず、病院は「誤って破棄した可能性が高い」と話しているということです。
医師に渡したDVDはコピーで、最初に録画したものは青森地検で管理しているということですが、青森地検の加藤雄三次席検事は、「紛失は遺憾で、病院の管理は甘いと認識している。今後、取り調べのDVDを鑑定医に貸すときには短期間に限定するなどの対応を取りたい」と話しています。
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