1件あたり数億円も、中国誘拐ビジネス
日頃からの行動に気を配る
中国といえば、元々が、金万能主義の面があることを否めない国である。「中国が南米諸国のように誘拐ビジネスをシステム化していくのも、時間の問題でしょう」と松本氏は言う。そうなったときに、反日感情は日本人誘拐の追い風になることは間違いない。「誘拐は日頃の行動でかなりの割合を防ぐことができます。日本のような安全が守られていないことを充分に理解して、行動することが何よりも大事です」
住居や職場の管理体制・警備体制がどのようになっているか理解し点検したことがあるか? また、警報装置・防火装置・非常階段・監視カメラ等が備わっているか? それら装置の使い方を知っているか? などなど、常に防犯意識を高めることが基本です。もちろん外出時は、バッグの持ち方に注意したり、夜間は出歩かない、1人での行動は避けるなど一層の危機管理が必要となってくる。
ちなみに外務省では、テロや誘拐に対するパンフレットを配布している。危険な地域に行かれる際は、充分に情報収集をしてからにしたほうがよい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/pdfs/travel_abroad.pdf