|あ|か|さ|た|な|は|ま|や|ら|わ|海外TVドラマ|映画鑑賞BEST5| |溝口健二|小津安二郎|黒澤明|成瀬巳喜男|木下惠介|大島渚|吉田喜重| |市川崑|稲垣浩|野村芳太郎|山田洋次|男はつらいよ|市川雷蔵| |フェリーニ|ヴィスコンティ|チャップリン|ゲイリー・クーパー| |
●1943年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ●富田常雄 ●音楽 ●鈴木静一 ●撮影 ●三村明 |
姿三四郎 | |
★★★★★
ドラマ/アクション/青春(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
明治15年、柔術家を目指して上京した姿三四郎は、柔術を近代化した「柔道」を提唱する矢野と出会い、その強さと人柄に感銘を受け弟子入りする。やがて、柔道家として成長し四天王と呼ばれるほどに強くなった三四郎だったが、その強さにうぬぼれ、矢野にいさめられることに。そんな矢野に反発を覚えた三四郎だったが…。一人の青年が挫折を経験し、大きく成長する姿を描いた、黒澤明監督の記念すべき監督デビュー作。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1944年/日本/大映 ●監督● 丸根賛太郎 ●脚本● 黒澤明 ●原作● 鈴木彦次郎 ●音楽● 西梧郎 ●撮影● 宮川一夫 |
土俵祭(脚本) | |
★★★★★
時代劇(白黒) レンタルDVD | ||
出演 |
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内容 |
黒澤明の初期脚本を、片岡千恵蔵の主演で映画化。明治初期、黒雲部屋に入門した竜吉。横綱になることを夢見て、兄弟子のしごきにも負けず精進し、親方の娘きよの励ましに支えられながら富士ノ山のしこ名で土俵に花を咲かそうとする、新人力士の奮闘記。 | |
感想 |
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●1944年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ● ●音楽 ●鈴木静一 ●撮影 ●小原譲治 |
一番美しく | |
★★★★★
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
太平洋戦争中、女子挺身隊として徴用を受け軍需工場で働く少女たちは、それぞれの思いを胸にしながら国を信じ、懸命に作業にあたっていた。黒澤明監督が、女優たちを本当に稼動している工場に勤めさせ撮影したという半ドキュメンタリー的な作品。戦争中に製作されながらリアリティーを追求し、若者たちの姿を生き生きと描き出し、戦意高揚映画以上の作品となった。主演の矢口陽子は、翌年黒澤監督の妻となった。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1945年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 黒澤明 ●原作● 「安宅」「勧進帳」 ●音楽● 服部正 ●撮影● 伊藤武夫 |
虎の尾を踏む男たち | |
★★★☆☆
時代劇(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
日本の古典芸能に興味をもっていた黒澤が、能の「安宅」、歌舞伎の「勧進帳」をモチーフに、弁慶の機転で難を逃れる有名な安宅の関の物語を映画化。山道を行く山伏の一行に雇われたおしゃべりな強力は、源頼朝に追われる義経の話しを始めるのだが・・・。狂言回しともいえる強力役は、当時人気絶頂だったエノケンこと榎本健一。弁慶には大御所、大河内傳次郎。長唄の詞の一部をアレンジして合唱曲とした音楽にも注目。(from:NHKBS)歌舞伎でお馴染みの『勧進帳』と能の『安宅』から源義経と弁慶の安宅の関越えを映画化。山場は有名な白紙の勧進帳を朗誦して山伏であることを証明するシーン。 | |
感想 |
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●1945年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ●富田常雄 ●音楽 ●鈴木静一 ●撮影 ●伊藤武夫 |
続姿三四郎 | |
★★★★★
ドラマ/アクション/青春(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
大ヒットした「姿三四郎」の続編として製作された作品。檜垣源之助の柔術をやぶった柔道家の姿三四郎。しかしそのことで柔術がすたれ、多くの柔術家が苦労している事を知り苦悩することに…。そんな彼の前に、源之助の弟、鉄心と源三郎が打倒三四郎を胸に上京してくるのだった。物語のクライマックスは雪上での格闘シーン。真冬の志賀高原での撮影に素足で挑んだという主演の藤田進の熱演にも注目。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1946年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 久坂英二郎 ●原作● ●音楽● 服部正 ●撮影● 中井朝一 |
わが青春に悔なし | |
★★★★★
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
戦前の京大滝川事件や戦中のゾルゲ事件などをモデルに、学生運動の弾圧で獄死した恋人の遺志をついで社会意識にめざめるブルジョワ令嬢の革新的な熱情を描いた黒澤明監督の戦後第1作。学生たちの憧れの的である大学教授の美しい娘・幸枝は貧しい農家出身の反戦運動家・野毛と結ばれるが、野毛は戦争妨害を指導した非国民として逮捕される…。黒澤作品に始めて出演した大女優・原節子の熱演が光る。(from:NHKBS)軍国主義吹き荒れる中、自らの信念に基づいて強く生きる女。京大・滝川事件、ゾルゲ・スパイ事件を元に作られた、戦後初の黒澤作品。大学教授の一人娘・幸枝(原)は野毛(藤田)、糸川(河野)ら学生にとって憧れの的。幸枝を争うライバルだった2人は、満州事変を契機に野毛は反戦運動家に、糸川は検事への道を歩む。幸枝は信念を持って行動する野毛に次第に魅かれてゆき…。反戦運動が吹き荒れる時代に、自らの信念を貫こうと強く生きる女性の姿を“永遠の処女”原節子が好演した。 | |
感想 |
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●1947年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●植草圭之助 ●原作 ● ●音楽 ●服部正 ●撮影 ●中井朝一 |
素晴らしき日曜日 | |
★★★★☆
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
戦後の東京。雄三は、待ちに待った休みの日曜日に、恋人昌子とデートに出かけることに。でも持っているお金は二人合わせて35円。彼らは、このお金をできるだけ有意義に使おうと、迷ったあげく、コンサート会場に足を向けるが・・・。主演に当時無名だった中北千枝子と沼崎勲を抜てきし、敗戦直後の風俗を背景に恋人たちのささやかな日常を描いた作品。脚本は黒澤監督の幼なじみでもある植草圭之助。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1948年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、植草圭之助 ●原作 ● ●音楽 ●早坂文雄 ●撮影 ●伊藤武夫 |
酔いどれ天使 | |
★★★★★
ドラマ(白黒 ) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
酒飲みで荒っぽいが純粋な医者・真田。そんな彼のもとへ闇市を取り仕切るヤクザの松永が、銃弾の傷の手当てのために現れた。彼が肺結核に侵されていると気づいた真田は治療を勧めるが、松永は受け入れようとしない。やがて病気と権力闘争に敗れた松永は落ちぶれていく。黒澤・三船の黄金コンビが誕生した記念すべき作品。劇中で笠置シヅ子が歌う「ジャングル・ブギ」は、黒澤監督が自ら作詞している。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1949年/日本/大映 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 、谷口千吉 ●原作 ●菊園一夫「堕胎医」 ●音楽 ●伊福部昭 ●撮影 ●相坂操一 |
静かなる決闘 | |
★★★★☆
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
戦争中の野戦病院。医者の藤崎は、指先をメスで傷つけたまま手術を続行したために梅毒に感染。薬も満足にない戦地を転々としている内に病気をこじらせてしまう。やがて戦争が終わり、町医者の仕事に戻った藤崎だったが、自分をずっと待っていてくれた婚約者に、病気の事を言い出せず…。戦争の傷あとを独自の視点で切った黒澤作品。三船敏郎が絶望と理性のはざまでかっとうする青年医師を好演。(from:NHKBS)太平洋戦争の南方戦地で軍医の藤崎恭二(三船敏郎)は梅毒の中田という患者の手術で感染してしまう。戦争後、父親(志村喬)と二人で小さな町の病院で貧乏人たちの病気を診てやり、採算を考えない従事ぶりに、聖者先生と言われるようになるが…。
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感想 |
●1949年/日本/新東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三 ●原作 ● ●音楽 ●早坂文雄 ●撮影 ●中井朝一 |
野良犬 | |
★★★★★
サスペンス/ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
社会的背景を敏感に作品に反映させる黒澤監督が、戦後の荒廃した社会風俗を背景に描いた犯罪映画の傑作。実際にあった事件をヒントに、真夏の暑さの中で拳銃を盗まれた刑事が犯人を追い詰めていく過程を研ぎ澄まされた語り口と巧みな映像表現で見せる。復員列車で同時に帰った男二人が、一人は犯罪者に、一人はその犯罪者を追う刑事になるという設定で、戦争がもたらした精神的な荒廃をも鮮やかに描き出している。(from:NHKBS) | |
感想 |
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●1949年/日本/東宝 ●監督● 谷口千吉 ●脚本● 黒澤明、谷口千吉 ●原作● 梶野悳正『鰊漁場』 ●音楽● 伊福部昭 ●撮影● 瀬川順一 |
ジャコ萬と鉄(脚本) | |
★★★★★
ドラマ(白黒 ) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
戦後間もないころ、ニシン漁で賑わう北海道の小さな漁村に、片目の無法者ジャコ萬がやってきて無法の限りを尽くす。ニシン漁の網元の親方は弱みを握られていて何もすることができない。そこへ網元の息子の鉄が帰ってきて、漁村を守ろうとジャコ萬と対決することになる。深作欣二・監督が1964年に高倉健の鉄に丹波哲郎のジャコ萬でリメイクしている。 | |
感想 |
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●1950年/日本/松竹 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三 ●原作 ● ●音楽 ●早坂文雄 ●撮影 ●生方敏夫 |
醜聞(スキャンダル) | |
★★★★☆
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
青年画家の青江は、写生中に偶然知り合った美しい女性、美也子をバイクに乗せて宿屋まで送った。実は美也子は有名な歌手で、彼女を追いかけてきたカメラマンが撮った二人の写真がねつ造された恋愛記事とともに雑誌に載せられてしまう。怒った青江のもとに、蛭田と名のる弁護士が訪れ、名誉棄損の裁判を起こすよう進言するのだが…。現代にも通じるジャーナリズムの問題をいち早く映画化した、黒澤の先見性が光る秀作。(from:NHKBS)新進画家と美貌の声楽家がスキャンダルに巻き込まれ、言論の自由とジャーナリズムの間に生まれる問題を正面から斬る社会派ドラマ。酔いどれ弁護士を演じる志村喬が抜群の存在感を見せる。特異な画風で注目を集める新進の青年画家・青江(三船)は、伊豆の旅館で美貌の声楽家・西條美也子(山口)と出会う。2人でいるところを写真に撮られ、雑誌によって事実無根のスキャンダルをでっちあげられる。激怒して編集長を訴えることを決めた青江に、胡散臭い弁護士の蛭田(志村)が近づき…。オートバイにまたがる若き日の三船敏郎が魅力的。
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感想 |
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●1950年/日本/大映 ●監督● 黒沢明 ●脚本● 黒澤明、橋本忍 ●原作● 芥川龍之介「藪の中」 ●音楽● 早坂文雄 ●撮影● 宮川一夫 |
羅生門 | |
★★★★★
時代劇/ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
芥川龍之介の短編「藪の中」を映像化。都にほど近い山中で、貴族の女・真砂(京マチ子)と供回りの侍・金沢武弘(森雅之)が山賊で名高い多襄丸(三船敏郎)に襲われ、金沢武弘が殺される。事件は検非違使によって吟味される事になったが。女、山賊、死んだ侍(巫女によって霊が呼出される)、三者の言い分は大きく食違っていた。さらに死体を発見した農夫(志村喬)の言い分も違っていて、事件前に道中で女と侍に会った旅法師(千秋実)は人間が信じられなくなくなる…。ヴェネチア映画祭で邦画初のグランプリ、アカデミー賞で外国映画賞受賞。 | |
感想 |
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●1951年/日本/松竹 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 黒澤明、久板栄二郎 ●原作● ドストエフスキー「白痴」 ●音楽● 早坂文雄 ●撮影● 生方敏夫 |
白痴 | |
★★★★☆
ドラマ/文芸(白黒) 劇場/ビデオ | ||
出演 |
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内容 |
戦争のショックで心に深い傷を負った亀田は、故郷札幌に帰る途中、赤間という男に出会う。彼は政治家の囲い者・那須妙子にダイヤの指輪を贈り勘当されたが、父親が死んだので家に帰る途中だった。札幌で妙子の写真を見た亀田は、彼女の美しさに心を奪われてしまい…。ロシア文学に傾倒していた黒澤明監督が、ドストエフスキーの原作に挑んだ意欲作。純粋すぎる心を持つ青年の愛を軸に彼を取り巻く人間模様を描いていく。(from:NHKBS)黒澤明が、敬愛するドストエフスキーの代表作を、19世紀のロシアから終戦後の北海道に設定を変えて映画化。戦犯容疑で死刑宣告を受け処刑寸前で釈放されたが、これが深い衝撃となって白痴になった青年・亀田(森)は、復員して帰る途中の船で赤間(三船)と知り合う。赤間は政治家の囲い者、妙子(原)を愛していた。美しい妙子に亀田も心を奪われるが、一方、純粋な心をもつ亀田に下宿先の娘・綾子(久我)は心惹かれる…。黒澤監督は、作品の長さを巡って会社と衝突し、「どうしても切れと言うなら、フィルムを縦に切る」とまで言って抵抗したというエピソードは、あまりにも有名。結局現在の長さで完成した「白痴」は当時日本では難解だと評されたが、海外では、「原作を大胆に改変しながらもその精神を生かし、舞台を日本に移すことに成功。更に、ドフトエフスキーの困難な心理描写を正しく表現した」と評価された傑作。 | |
感想 |
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●1952年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、橋本忍、小国英雄 ●原作 ●レフ・トルストイの「イワン・イリイチの死」 ●音楽 ●早坂文雄、演奏:キューバン・ボーイズ P.C.L.スイングバント P.C.L.オーケストラ、「ゴンドラの唄」(吉井勇:作詞、中山晋平:作曲) ●撮影 ●中井朝一 |
生きる | |
★★★★★
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
市役所の市民課長、渡辺は、自分が余命いくばくもないことを知りがく然とする。自暴自棄になった彼だったが、希望に燃える若い女性事務員の姿に、自分も生きがいを見つけようと模索。悪疫の源となっていた下町の低地に新しい児童公園を作ろうと奔走する。志村喬のこん身の演技が胸を打つヒューマニズム映画の傑作。ベルリン映画祭で、ベルリン上院特別賞を受賞した黒澤明の代表作のひとつ。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1955年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、橋本忍、小国英雄 ●音楽 ●早坂文雄 ●撮影 ●中井朝一 |
生きものの記録 | |
★★★☆☆
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
町工場を経営する老人、中島喜一は、原水爆とその放射能に対して強い恐怖を抱くようになった。財産をすべて処分し、一族を連れて安全なブラジルへ移住しようと奔走するが、家族は彼の突拍子もない言動について行けず、裁判所に訴え出る。周囲の理解を得られない喜一は次第に追い詰められ…。黒澤明が核の問題を最初に描いた作品。主人公の老人には、三船敏郎。当時35歳ながら初の老け役を見事に演じている。(from:NHKBS) 生涯を通じて反戦を訴え続けた黒澤監督が、1954年の“第五福竜丸事件”などの世相に触発されて原水爆反対の立場を表明した異色ドラマ。町工場を経営する資産家・中島(三船)は、突如原水爆に異常な恐怖心を抱くようになる。助かるためにはブラジルへ移住するしかないと思い込み、勝手に移住計画をたてるが、猛反対の家族は喜一を準禁治産者とする申し立てをする…。三船が老けメイクで熱演した。 | |
感想 |
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●1957年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 黒澤明、小国英雄、橋本忍、菊島隆三 ●原作● シェイクスピア「マクベス」 ●音楽● 佐藤勝 ●撮影● 中井朝一 |
蜘蛛巣城 | |
★★★★☆
時代劇/ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
シェークスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えた黒澤時代劇の傑作。蜘蛛巣城主に仕える、鷲津武時と三木義明は謀反を起こした敵を討ち、主君の窮地を救った。勝ち戦を報告するため城に向かった二人は、迷い込んだ森の中で謎の老婆に出会い奇妙な予言を聞く。それは武時が蜘蛛巣城の城主になるというものだったが…。能の様式を取り入れた独特な映像美で、欲にかられた戦国武将の末路を描いていく。(from:NHKBS) シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えた、戦国武将の一大悲劇。鷲津武時(三船)は謀反を起こした敵を討った帰りに、森で謎の老婆(浪花千栄子)から不思議な予言を聞く。その予言通り大将に命じられた武時は妻・浅芽(山田)にそそのかされ主を殺害。自ら城主となった武時だが、再び浅芽に親友の義明(千秋)を殺害するように迫られる。マクベス=三船が雨のごとく無数の矢に曝されるラストシーンは圧巻。 | |
感想 |
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●1957年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、小国英雄 ●原作 ●マクシム・ゴーリキー「どん底」 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●山崎市雄 |
どん底 | |
★★★★★
ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
自堕落な人々が集う、暗くじめじめした棟割り長屋。そこに暮らすお杉は、夫から逃れたいと願っており、自分の妹に思いを寄せる泥棒の捨吉を利用して夫を殺させるよう仕向けるのだが…。ロシアの文豪、ゴーリキーが貧困層の悲惨な現実を描いた同名戯曲を、黒澤明が日本の江戸時代の下町に置き換えて描いた群像劇の傑作。抜け出したくとも抜け出せない社会の底辺に生きる人々の人間模様を辛口に描いている。(from:NHKBS) ゴーリキーの同名戯曲を巧みに時代劇に翻案した異色ドラマ。江戸の場末の棟割長屋に暮らすさまざまな人の人生模様を描く。黒澤作品にしてはめずらしく短期間・低予算で製作され、オープンセット・室内セット各1杯だけで撮影された。大家の女房・お杉(山田)と逢瀬を重ねる泥棒の捨吉(三船)、中年の色気を発散させる飴売り・お滝(清川虹子)などが暮らす長屋に、ある日遍路の老人・嘉平(左卜全)がやってくる…。 | |
感想 |
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●1958年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三、小国英雄、橋本忍 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●山崎市雄 |
隠し砦の三悪人 | |
★★★★★
時代劇/ドラマ/アクション(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
黒澤監督が初めてシネマ・スコープ、いわゆるワイド画面で製作した、娯楽活劇の傑作。戦国時代、秋月家の武将・六郎太は、生き残った世継ぎの雪姫と共に隠し砦(とりで)にこもる。お家再興を目指す彼らは、一獲千金をもくろんで戦に参戦した百姓の太平と又七に軍資金の黄金を背負わせ、敵陣を突破し友好国へ逃げ込もうとするのだが…。次々と遭遇するピンチを切り抜けていくスリルに満ちた大脱出劇。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1960年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 小国英雄、久板栄二郎、黒澤明、菊島隆三、橋本忍 ●音楽● 佐藤勝 ●撮影● 逢沢譲、特殊技術:東宝技術部 |
悪い奴ほどよく眠る | |
★★★★★
サスペンス/ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
土地開発公団の副総裁、岩淵の娘、佳子と秘書の西との華やかな結婚式に、新聞記者たちが押し寄せた。公団と建設会社の汚職事件を追って来たのだ。式場にうごめく不穏な人間関係。やがて公団の課長補佐が警察に連行され、事件はうやむやのうちに終わると思われたが、それは復しゅう劇の始まりであった。黒澤明が立ち上げた個人プロダクションの記念すべき第一作。巨悪に立ち向かう男の姿をスリリングに描いた骨太な社会派ドラマ。(from:NHKBS)汚職事件に絡み自殺した男の息子が政界有力者たちへ復讐する。現代社会にはびこる政治汚職に鋭く切り込むと同時に、サスペンスに満ちた娯楽映画としても成立させた画期的な作品。シーンと不釣り合いな明るい曲を流し、逆説的にドラマを盛り上げる“対位法”と呼ばれる手法も絶妙に生かされ、黒澤監督の独壇場といえる作品。 | |
感想 |
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●1961年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三 ●原作 ●ダシール・ハメット「血の収穫」 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●宮川一夫 |
用心棒 | |
★★★★★
時代劇/アクション/サスペンス(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
縄張りの跡目相続をめぐって、二つの勢力が対立する馬目の宿。人殺しも日常茶飯事になり、すっかり寂れたこの宿場町に、どこからともなく素浪人、桑畑三十郎が現われた。居酒屋の亭主から町の状況を聞いた三十郎は…。江戸時代の宿場町を舞台に、まるで西部劇のような設定で見せてくれる痛快アクション。後に『荒野の用心棒』、『ラストマン・スタンディング』と海外でもリメークされた黒澤監督の痛快娯楽時代劇。
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感想 |
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●1962年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三、小国英雄 ●原作 ●山本周五郎「日々平安」 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●小泉福造、斎藤孝雄 |
椿三十郎 | |
★★★★★
時代劇/アクション/ドラマ(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
黒澤明監督がメガホンを取った娯楽時代劇の大傑作。真夜中の古びた社殿。次席家老の汚職を正すべく立ち上がったものの、家老の手勢に囲まれた9人の若侍は、偶然居合わせた浪人、椿三十郎の機転で難を逃れる。自分たちの甘さを後悔しながらも汚職を正そうと新たに誓う侍たち。危なっかしい彼らを見捨てておけなくなった三十郎は、彼らとともに巨悪に立ち向かうことに。映画史に残る名シーンとなったラストの殺陣(たて)は必見。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1963年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、菊島隆三、小国英雄、久板栄二郎 ●原作 ●エド・マクベイン「キングの身代金」 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●中井朝一、斎藤孝雄 |
天国と地獄 | |
★★★★★
サスペンス/ドラマ(白黒、一部カラー) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
丘の上の豪邸に暮らす権藤のもとに「子供は預かった。3000万円用意しろ」という脅迫電話がかかってくる。誘拐されたのは彼の息子ではなく運転手の息子だったが、犯人はそのまま権藤を脅し続ける。会社の勢力争いで大阪に5000万円届けなければ全財産を失うことになる権藤は、身代金を払うべきかどうか苦悩するのだが…。黒澤明監督が描き出した緊張感あふれるサスペンス映画の傑作。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1965年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、井手雅人、小国英雄、菊島隆三 ●原作 ●山本周五郎「赤ひげ診療譚」 ●音楽 ●佐藤勝 ●撮影 ●中井朝一、斎藤孝雄 |
赤ひげ | |
★★★★★
ドラマ/時代劇(白黒) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
江戸時代、長崎帰りの青年医師・保本登は、小石川養生所の所長で“赤ひげ”と呼ばれている無骨な医師に見習いとして住み込みを命じられる。最初は養生所の雰囲気になじめず、投げやりな態度で過ごしていた登であったが、診断の確かさと優れた腕で人々の治療にあたる赤ひげと、彼を頼りにする貧しい人々の姿に、次第に心を動かされていく。黒澤明監督と三船敏郎、名コンビ最後の顔合わせとなったヒューマニズム映画の傑作。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1970年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 黒澤明、小国英雄、橋本忍 ●原作● 山本周五郎「季節のない街」 ●音楽● 武満徹 ●撮影● 斎藤孝雄、福沢康道 |
どですかでん | |
★★★★☆
ドラマ(カラー) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
山本周五郎の「季節のない街」を原作にした、黒澤映画初のカラー作品。自分は電車の運転手だと思い込んでいる少年、六ちゃんが、毎日「どですかでん どですかでん」と叫びながら他人には見えない空想の電車を走らせているゴミ山に囲まれた街。そこには風変わりな人々が暮らしていた。それぞれに事情を抱える住人達の人間模様を、時にユーモラスに時に幻想的に描き、新境地を開いた黒澤明監督の秀作。(from:NHKBS)四騎の会の第1回製作。電車遊びが大好きなある少年の眼を通して、貧民街に生きる人々の哀歓を生き生きと描く。毎日、電車の車掌のまねをして遊ぶ六ちゃん(頭師)。彼が暮らしている街には義理の娘を妊娠させてしまった男や、互いの女房を交換してしまう男たちなど様々な人間が暮らしていた。'71年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。 | |
感想 |
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●1975年/ソ連 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ●ウラジミール・アルセーニエフ「デルス・ウザーラ」 ●音楽 ●イサク・シュワルツ ●撮影 ●中井朝一、ユーリー・ガントマン、フョードル・ドブロヌラボフ |
デルス・ウザーラ DERSU UZALA | |
★★★★★
ドラマ(カラー) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
20世紀初頭、シベリアの奥地を探査していたソ連の軍人アルセーニエフは、厳しい自然の中、たった一人で生活している猟師デルス・ウザーラと出会う。その土地の自然や生き物に深い知識を持ちながらも、素朴で欲のないデルスの人柄に感銘を受けたアルセーニエフは、彼と親交を深めていくのだが…。黒澤明監督が長年温めていた企画をソビエト連邦の全面的な協力で映画化。アカデミー外国語映画賞を受賞した感動作。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1980年/日本/東宝 ●監督● 黒澤明 ●脚本● 黒澤明、井手雅人 ●原作● ●音楽● 池辺晋一郎 ●撮影● 斎藤孝雄、上田正治、宮川一夫(撮影協力)、中井朝一(撮影協力) |
影武者 | |
★★★★★
時代劇/ドラマ/アクション(カラー) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
武田信玄の影武者となった男の目を通して、戦国時代を描いたスペクタクル時代劇。天下統一の夢半ばにして凶弾に倒れた信玄。「三年は喪を秘し、領国の備えを固めよ」という彼の遺言に従い、弟の信廉は、あまりにも信玄に似ていた為、配下に置いた盗人の男を武田の武将たちに引き合わせる。最初は影武者を嫌がり、逃げようとした男だったが…。カンヌ映画祭で、最高の栄誉であるパルム・ドールを受賞した黒澤監督後期の代表作。(from:NHKBS)武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を描く。黒澤明が「デルス・ウザーラ」以来5年ぶり(日本映画としては「どですかでん」以来10年ぶり)に製作した戦国スペクタクル巨編。家康の城攻めによって命を落とした武田信玄(仲代)の代わりに弟・信廉(山崎)は信玄にうりふたつの盗人(仲代2役)を影武者に仕立て上げる。影武者は信玄の幻に翻弄されながらも、その役割をまっとうしていくが…。外国人プロデューサーとしてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加。1980年度のカンヌ映画祭グランプリに輝く超大作。 | |
感想 |
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●1985年/日本:フランス/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明、小國英雄、井手雅人 ●原作 ●シェークスピア「リア王」 ●音楽 ●武満徹 ●撮影 ●斎藤孝雄、上田正治 |
乱 | |
★★★★★
時代劇(カラー) テレビ放送 | ||
出演 |
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内容 |
シェークスピアの「リア王」をベースに、毛利元就の3本の矢の逸話を織り交ぜて描いた壮大な戦国絵巻。戦国時代を生き抜いた武将、一文字秀虎。年老いた彼は、家督を3人の息子に譲り余生を送る決心をする。ところが、親兄弟を滅ぼした秀虎を恨んでいた長男太郎の妻、楓の方が夫をたきつけ、秀虎から権力を奪い城から追い出す。やがて兄弟同士、骨肉の争いが始まるのだった。黒澤明監督、最後の時代劇となった作品。(from:NHKBS)シェイクスピアの悲劇「リア王」と、戦国時代の毛利三兄弟のアイディアが渾然一体となった、黒澤明の豪華絢爛たる戦国絵巻。製作費26億円という当時としては破格のスケールの予算から、日本とフランスの合作映画となった。ワダエミが米アカデミー賞衣装デザイン賞に輝く。一文字秀虎は冷酷な戦国時代を勝ち続け、領土を広げた猛将だったが、70歳を迎えた日に、自分は隠居する事を告げる。家督と一の城は長男太郎(寺尾聰)に、二の城は次男の次郎(根津甚八)に、三の城は三男三郎(隆大介)に与える。しかし三郎は秀虎の隠居を非難、これに怒った秀虎は三男を勘当してしまう。太郎が治める城の二の丸での隠居生活が始まるが、家督が相変わらず秀虎にあるように見えてしまう不満を妻の楓(原田美枝子)に焚き付けれられた太郎は秀虎を追出してしまう。秀虎は部下を引き連れて次郎の城へ行くがここでは次郎が秀虎を受け入れようとしない。路頭に迷う秀虎は息子たちのあまりの仕打ちに発狂してしまう。 | |
感想 |
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●1990年/日本/ワーナーブラザース ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●音楽 ●池辺晋一郎、イポリトフ・イワノフ「村にて」組曲「コーカサスの風景」より、ショパン「雨だれ」 ●撮影 ●斎藤孝雄、上田正治 |
夢 | |
★★★☆☆
ドラマ/ファンタジー(カラー) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
黒澤明監督自身が見た夢をベースにした作品。きつねの嫁入りを見た少年の話「日照り雨」。花吹雪の中、人形たちが舞い踊る「桃畑」。戦争で生き残った男が体験する不可思議な物語「トンネル」。ゴッホが絵画の世界に入り込んだ「鴉(からす)」。原発の恐怖を描いた「赤冨士」など、8つの物語が、時に美しく、時に残酷にオムニバス形式でつづられていく。黒澤監督の豊潤なイメージ世界を堪能できる作品。(from:NHKBS)
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感想 |
第2話「桃畑」竹林は「竹取物語」のよう。段々畑を雛壇に桃の木の化身の等身大の雛人形が恐くて美しい。 第3話「雪あらし」吹雪の中、行軍を続ける登山隊のシーンは「八甲田山」のよう。原田美枝子の雪女は小林正樹監督の「怪談」の「雪女」に似ている。こちらも負けずに幻想的で恐い。また、神を感じる山々の姿が美しい。 第4話「トンネル」地獄の番人ケルベロスという感じの犬に吠えられる冒頭から死んだ同胞たちに会うシーンは恐いが、同胞たちの無念が悲しくなる。頭師佳孝が死んだ兵士を演じている。 第5話「鴉(からす)」ゴッホの世界がそのまま映像に。麦畑のシーンは圧巻。スコセッシのゴッホは自画像そっくり。 第6話「赤冨士」大噴火する富士は、リアルに恐ろしいものとして北斎の赤冨士を映像化している。 第7話「鬼哭」「赤冨士」の後、地獄と化した世界。いかりや長介が鬼を演じている。巨大たんぽぽは「巨大生物の島」を思いだした。 第8話「水車のある村」監督の天国は「七人の侍」の水車小屋のある農村に似ている。笠智衆の翁は監督の絵コンテそっくり。文明社会から隔離され、自然のままに生きる姿が理想郷として描かれていて、日本版「デルス・ウザーラ」という感じ。 どのエピソードも黒沢明の絵コンテの世界をそのまま映像化したように強烈な色彩で、繊細さと荒々しさを感じる絵画の世界。そして夏目漱石の「ユメ十夜」の語り口で黒沢自身の世界感で語られた「夢」。しかし、漱石の「ユメ十夜」に比べると台詞が少々陳腐。ストレートで分かりやすい音楽の使い方にも少々不満。どのエピソードもエンターテインメントな要素よりも、反戦と反原発、死、自然破壊の警告をテーマにした監督のメッセージそのものになっていて、少々説教臭い。でも、幻想的且つユーモアを感じる「日照り雨」や「水車のある村」、恐い「雪あらし」は好きだ。 |
●1991年/日本/松竹 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ●村田喜代子「鍋の中」 ●音楽 ●池辺晋一郎、ヴィヴァルディ「スターバト・マーテル」より第1曲&第2曲、シューベルト「野ばら」 ●撮影 ●斎藤孝雄、上田正治 |
八月の狂詩曲(ラプソディー) | |
★★★★☆
ドラマ(カラー) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
ある夏休み、長崎の郊外に住むおばあちゃんの元に4人の孫がやってくる。最初は退屈していた4人だったが、おばあちゃんから戦争の話を聞き…。村田喜代子の芥川賞受賞作「鍋の中」を黒澤明自身が大胆に脚色。おばあちゃんと孫たちの交流を通して核の恐怖、癒えることのない戦争の傷跡を描いていく。黒澤を慕うハリウッド・スター、リチャード・ギアが出演したことでも話題となった作品。(from:NHKBS)
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感想 |
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●1993年/日本/東宝 ●監督 ●黒澤明 ●脚本 ●黒澤明 ●原作 ●内田百閨u新輯 内田百闡S集」より ●音楽 ●池辺晋一郎、ヴィヴァルディ「調和の霊感」第9番第1楽章 ●撮影 ●斎藤孝雄、上田正治 |
まあだだよ | |
★★★☆☆
ドラマ(カラー) テレビ放送 | ||
出演 | ||
内容 |
黒澤明・監督デビュー50周年に製作された30本目の映画であり、遺作となった作品。作家・内田百閨iひゃっけん)とその教え子たちとの長年にわたる交流を、あたたかく描いていく。教師を辞め作家活動に専念した百關謳カの元には、いつも彼を慕うかつての門下生たちが通ってくる。彼らは先生と共に馬と鹿の肉で作る馬鹿鍋を囲み、いなくなった愛猫を探し、その健康を祝う「摩阿陀会」を毎年開くのだった…。(from:NHKBS)
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感想 |
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