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横浜の襲撃予告 第三者の関与ないか解析へ
10月15日 20時8分

横浜の襲撃予告 第三者の関与ないか解析へ
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遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンが悪用され脅迫メールを送った疑いで男性2人が逮捕されたあと釈放された事件で、都内の民放に自分が真犯人だとして6件の脅迫事件への関与を認めるメールが届いていたことが分かりました。
今回のメールを受けて、神奈川県警察本部は、横浜市のホームページに市内の小学校への襲撃を予告する文書を書き込んだなどとして、ことし7月に男子大学生が逮捕された事件について、第三者の関与がなかったかどうか、データを改めて詳しく解析することにしています。

ことし6月末、横浜市のホームページに保土ケ谷区内の小学校を名指しして、「襲撃してガキども皆殺しにしてやる」などの襲撃を予告する文書が書き込まれて小学校の授業参観が中止になりました。
警察は7月、東京都内の大学に通う19歳の男子学生のパソコンからホームページに書き込んだ記録が見つかったとして、この学生を威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、調べに対して、当初、男子学生は「何もやっていない。不当逮捕だ」などと容疑を否認していましたが、その後、「楽しそうな小学生を見て、自分にない生き生きとしたものを感じ、困らせてやろうと思った」と容疑を認めたということです。
警察によりますと、男子学生のパソコンのデータからは第三者が成り済ました痕跡は見つからなかったということで、男子学生は家庭裁判所に送られ、8月に保護観察処分になりました。
一方、警察は、この事件の犯行を認める内容のメールが届いたことから、事件について検証を始めました。
横浜市などによりますと、市のホームページへの書き込みは全部で10行余りで、TBSに送られてきた文書と、使われている表現や内容のほか、改行の位置などもほぼ同じだということです。
また、書き込まれた内容は担当者にメールで直接送られる仕組みになっていて内容は公表しておらず、外部からは閲覧できないということです。
警察は第三者が遠隔操作でメールを送った痕跡が残っていないかどうか、コピーして保存していた男子学生のパソコンのデータを改めて詳しく解析することにしています。

“捜査を見守りたい”

保土ケ谷区の萩原健司区政推進課長は「成り済ましによる犯行かどうかはまだ分からないが、警察の捜査を見守りたい」と話しています。

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民放へのメール 計6件への関与認める (10月15日 19時12分)

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