米兵暴行事件:知事「正気の沙汰ではない」

2012年10月17日 11時00分
(53分前に更新)

 【東京】米兵二人が逮捕された集団強姦ごうかん致傷事件を受け、仲井真弘多知事は17日午前、防衛省に森本敏防衛相を訪ね、「正気の沙汰ではない。米政府に対し、綱紀粛正など生やさしい言葉ではなく厳しい対応を求めてほしい」と強く抗議した。再発防止や綱紀粛正、捜査への協力、日米地位協定の抜本的改定を米側に働き掛けるよう求めた。

 森本氏は「極めて悪質で卑劣な事件。非常に強い憤り、怒りを感じる」と述べ、近く日米合同委員会を開き、米側に具体的な綱紀粛正や再発防止策を求める考えを示した。

 その上で今年8月にも県内で在沖米海兵隊員が強制わいせつ容疑で逮捕、起訴されたことを踏まえ「たまたまだが、外からきた兵士がこういうことを起こすのは米軍に何かしらの指導の瑕疵かしがあったとしか思えない」とした。

 仲井真知事は同日、在日米大使館、首相官邸、外務省を訪れ事件に抗議する。

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