ソフトバンク<9984.T>の格下げ方向のクレジット・ウォッチを継続＝Ｓ＆Ｐ

　［東京　１６日　ロイター］　スタンダード＆プアーズ・レーティングズ・サービシズ（Ｓ＆Ｐ）は１６日、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9984=JFI>の長期会社格付けと長期優先債券（既発債）の格付けＢＢＢに対する格下げ方向のクレジット・ウォッチを継続すると発表した。

　Ｓ＆Ｐによると、クレジット・ウォッチの継続は、ソフトバンクが米携帯電話第３位のスプリント・ネクステル（Ｂ＋／クレジット・ウォッチ、ポジティブ／─）(S.N: 株価, 企業情報, レポート)の株式の７０％を２０１３年半ばをメドに総額２０１億米ドル（約１．５７兆円）で取得し、連結子会社化すると発表したことを受けた措置。買収が計画通りに実現した場合、Ｓ＆Ｐではソフトバンクの財務プロフィールが大きく悪化する可能性が高いとみている。買収完了が予定されている２０１３年半ばをめどにクレジット・ウォッチを解除する方針という。

　・文中の会社格付けは「長期／長期格付けのアウトルック／短期」で表示。