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'12/10/16

山手橋、来月上下2橋を連結




 福山市の芦田川で、山手橋の架け替え工事が来年3月完成に向けて大詰めを迎えている。山手町などの西岸地区と東岸の市中心部を結ぶ主要な市道の一つ。右折レーンを新設し、課題だった渋滞を緩和する。11月には、上流側と下流側に分けて造った2橋を連結する「横移動工事」の見学会がある。

 山手橋は延長312メートル。幅は11・5メートルから19・8メートルに広げ、右折レーンを上下線に設ける。1・5〜2・8メートルだった上下の歩道幅も4・5メートルとする。総事業費約30億円。来年3月下旬に開通する。

 2004年に着工。旧橋の通行を維持したまま、まず上流側の半分を建設した。車両の通行を上流側に移して旧橋を撤去。下流側の半分を架けた。11月13日、上流側の橋を下流側にスライドさせる連結工事をする。市によると事例の少ない工法で、当日は施工業者の三井・占部共同企業体(JV)が見学会を開く。

 旧橋は1961年の建設で老朽化。朝夕の通勤時間帯には市北部や西部からの車が流れ込み、右折車が滞って渋滞を招いていた。

 見学会は11月5〜10日に電話で申し込む。先着240人。三井・占部JV=電話084(959)3772。

【写真説明】東岸から見た新しい山手橋。11月には上流側(右)の橋を下流側にスライドさせて1本にする




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