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東日本大震災の損害額 世界の57%占める10月17日 6時1分
去年の東日本大震災の損害額は16兆円を上回り、世界の自然災害の損害額の57%を占めたとする報告書を、国際赤十字・赤新月社連盟が発表しました。
世界各国の赤十字社で作る国際赤十字・赤新月社連盟は、16日、年に1度の「世界災害報告」を公表し、去年1年間に世界で起きた自然災害は336件に達したと発表しました。
また、損害額は過去10年間で最も多い合わせておよそ3656億ドルで、このうち最も多くの死者が出た東日本大震災の損害額は、およそ2100億ドル、日本円で16兆5600億円余りに上り、全体の57%を占めました。
さらに、報告書は、去年だけで世界のおよそ7267万人が自然災害や紛争などで住まいを失い、難民として国外に逃れたり、国内で避難生活を送ったりしていると指摘しています。
国際赤十字・赤新月社連盟は、地球温暖化によって水害や干ばつなどが起きる危険性がさらに高まっているとして、災害への備えと、被災地への支援の強化を呼びかけています。
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