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地震予知は当分無理 日本学会が函館でシンポ

(10/17 05:55)

日本地震学会のシンポジウムで発言するロバート・ゲラー教授

日本地震学会のシンポジウムで発言するロバート・ゲラー教授

 【函館】日本地震学会(会長・加藤照之東大地震研究所教授)の秋季大会が16日、函館市民会館などで始まった。4日間の日程で、国内外の研究者が最新の地震研究について発表する。

 函館開催は初。初日は約300人が参加し、地震予知をテーマにシンポジウムを開いた。

 東大大学院理学系研究科のロバート・ゲラー教授は、予知について「単なるスローガンで予算獲得手段にすぎない」と指摘。東日本大震災も含め地震に前兆現象はなく、周期的に発生するという統計的データも疑問とし、「予知は当分無理で、新たな防災計画が必要」と主張した。<北海道新聞10月17日朝刊掲載>

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