熊本大発生医学研究所の粂和彦准教授(50)らの研究グループが、脳内で「睡眠」と「学習」が全く別の独立した神経回路で制御されていることを、ショウジョウバエを使った実験で明らかにし、14日付の米科学誌ネイチャーニューロサイエンス電子版に発表した。
睡眠や記憶形成には、神経伝達物質ドーパミンが重要な役割を果たしていることが知られているが、脳内のどの部位に働き掛けているかなどの詳しい仕組みは分かっていなかった。粂准教授は「睡眠中の脳への情報入力方法が開発されれば、高度な睡眠学習への道が開ける」と話している。
粂准教授らは、ショウジョウバエの脳内の「扇状体」と呼ばれる部位に遺伝子操作でドーパミンの受容体を形成。ドーパミンが作用して睡眠時間が減少したため扇状体が睡眠中枢であると解明した。一方で、記憶に関わることが知られる部位「キノコ体」に同様の受容体を形成させても睡眠には変化がなく、睡眠と記憶は独立した神経回路で制御されていた。〔共同〕
粂和彦、睡眠、睡眠学習
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