14人組ダンス&ボーカルユニット「EXILE」が25日、札幌ドームで61万人を動員した全国5大ドームツアーの最終公演を行った。「日本を元気に」をテーマに、場内中央には高さ45メートルの「願いの塔」を設置するド派手なステージを展開。この日のライブは、日本最大となる129劇場のほか香港・台湾など海外でも同時生中継され、会場内外の8万8000人を魅了。8月の北京公演など“世界進出イヤー”の2011年を盛大に締めくくった。
サンタ姿の女性ファンら4万8000人が集結した球場の、グラウンド中央に高く伸びた巨大な「願いの塔」。EXILEの14人は、塔を囲む回転式の円形ステージで世界のファンに向けて「メリークリスマス」と呼びかけると、熱く歌い、踊った。
「日本を元気に」をテーマに、13公演61万人を動員した5大ドームツアーのファイナル。高さ45メートルの「願いの塔」は、“多くの人の願いがかなうように”とのメンバーの思いが込められた、希望への象徴。メンバーが神輿(みこし)8台でステージの外を周回し、塔の最上部にサンタクロースが現れるクリスマスらしい演出でも沸かせた。NHK紅白歌合戦で歌唱予定の「Rising Sun」など25曲を披露した。
この日のライブは、デビュー以来初のパブリックビューイングを実施。日本最大となる40都府県129劇場の映画館(145スクリーン)のほか、海外でも香港・台湾・韓国・シンガポールの4か国・地域に同時生中継。KENCHI(32)は中国語であいさつし、ドーム外の4万人を加えた計8万8000人を熱狂させた。
ATSUSHI(31)が「明るい未来を作っていくように、子供たちの道しるべになります」と誓えば、リーダーのHIRO(42)は「これからも『日本を元気に』頑張りたい」と気持ちを新たにした。
今年は北京・ベトナム公演など積極的にアジアへ進出。来年元日にATSUSHIのソロアルバム「Solo」が中国、香港、台湾で同時発売され、来春の全国ツアーも決定。この日のパフォーマンスに続き、アジア各国のファンの元へ元気な日本をアピールしていく。
[2011/12/26-06:03 スポーツ報知]