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恵庭女性殺害、再審請求へ 遺体の炭化めぐり新証拠提出

朝日新聞デジタル 10月13日(土)4時5分配信

 【五十嵐透】北海道恵庭市で2000年に女性会社員(当時24)が殺害され、遺体が焼かれて見つかった事件で、殺人と死体損壊の罪で懲役16年の刑が確定して服役中の大越美奈子受刑者(42)が近く札幌地裁に再審を請求する。弁護団は判決が認定した方法では、事件の被害者ほど遺体が激しく損傷することはないとの鑑定結果を新証拠として提出する。

 大越受刑者は一貫して否認。公判では状況証拠の判断が焦点だった。

 被害者の遺体は、ほぼ全身が炭化しており、一、二審判決は、検察の主張に沿って、大越受刑者が購入していた灯油10リットルで焼いたと認定。遺体が焼かれた場所から約15キロのガソリンスタンドに事件当夜、大越受刑者がいたことも「犯人性を示す間接事実」とされた。

 弁護団は再審請求で、10リットルの灯油では、遺体が被害者ほど炭化することはないとする燃焼工学が専門の大学教授の鑑定結果を出す。豚を使った実験では30リットルの灯油を使っても遺体ほど炭化しなかったという。このため、使われたのはガソリンなどの混合油の可能性が高く、灯油だったとすれば、多量に必要だったと主張する。

朝日新聞社

最終更新:10月13日(土)4時5分

朝日新聞デジタル

 

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