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ウイルス以外の可能性も検証




横浜市のホームページに市内の小学校への襲撃を予告する書き込みをしたなどとして男子大学生が逮捕された事件で、犯人を名乗る人物から東京の弁護士などに届いたメールには、「遠隔操作できるウイルス以外の方法を使った」という内容が書かれていたことがわかり、神奈川県警察本部はウイルス以外の方法で第三者が関与した痕跡がないかどうか検証を進めています。

ことし6月末、横浜市のホームページに市内の小学校への襲撃を予告する書き込みをしたなどとして、東京の大学に通う19歳の男子学生が威力業務妨害の疑いで逮捕されました。捜査関係者によりますと、男子学生は調べに対して、当初、「何もやっていない。不当逮捕だ」などと容疑を否認していましたが、その後、容疑を認めたということで、家庭裁判所に送られ、8月に保護観察処分になりました。この事件などをめぐっては、東京の弁護士やTBSに犯人を名乗る人物から犯行を認めるメールが届いていて、この中に「横浜の事件は遠隔操作できるウイルス以外の方法を使った」という内容が書かれていたことがわかりました。神奈川県警察本部は、今回のメールを受けて、保存していた男子学生のパソコンのデータを解析していますが、これまでのところ、遠隔操作できるウイルスは検出されていないということです。警察はウイルス以外の方法で第三者が関与した痕跡がないかどうか、検証を進めています。また、メールには、「逮捕の数日後に横浜市のホームページに告白文を送った」という内容も書かれていたということで、警察は横浜市に情報の提供を求めるなど調べを進めることにしています。