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【格闘技】

上原誠が米国大会行き

2012年10月15日 紙面から

天田にダウンを奪って雪辱、決勝大会出場に意欲を語った上原誠=東京・両国国技館で

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◇K−1世界ヘビー級GP開幕戦

 ▽14日▽東京・両国国技館▽16選手▽1回戦8試合(ほか特別試合)

 元K−1中量級世界王者の魔裟斗がエグゼクティブ・プロデューサーに就任して組織改革した新生・K−1の、2年ぶりの日本大会が、世界ヘビー級GP開幕戦として行われた。勝ち上がった8強は、米国ニューヨーク大会(12月26日)での決勝トーナメントに進んだ。

 注目の日本人対決となった上原−天田戦は、元高校球児の上原誠(27)=士魂村上塾=が天田ヒロミ(39)=デジタルスピリット=を破り、ニューヨーク行きを決めた。

 182センチ、90キロの恵まれた体格で、新生K−1期待の星である上原は、2回に右ハイキックでダウンを奪い、その後もペースを握ったまま。過去にはジェロム・レ・バンナ(フランス)やミルコ・クロコップ(クロアチア)ら世界の強豪と渡り合った百戦錬磨の天田を攻め続けた。

 東京・成立学園高時代は野球部のエースで、MAX145キロの速球派としてヤクルトから勧誘もあった。だが、もともと格闘技好きで、空手をへて2008年にK−1のトライアウトを受け合格。天田には3年前に判定負けしたが、今回は世代交代を印象づけた。

 「ダウンを奪って自分を評価させたかった」と、勝利後は満面の笑み。キックからボクシングに転向し、ヘビー級世界ランカーになった元K−1王者の藤本京太郎(角海老宝石)は親友で、今でもスパーリングをしている。ともに世界を目指す。 (山崎照朝)

 

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