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【格闘技】

西岡 TKOから一夜明け 進退は保留「決めるのは自分」

2012年10月16日 紙面から

 【ロサンゼルス(米国)竹下陽二】世界スーパーバンタム級統一戦でWBO王者のノニト・ドネア(フィリピン)に9回TKO負けを喫したWBC名誉王者の西岡利晃(36)=帝拳=が14日、一夜明け会見した。所属ジムの本田明彦会長は引退の方針を示したが、西岡はこの日、進退について「しかるべき時に自分の口から話します」と明言を避けた。

 右目は腫れ、眼球は充血していた。試合後はいつものことで一睡もしていないという。「悔しいのは悔しい。でも、結果が全て。ドネアが強かったということです。結果には満足していないけど、この試合にかけたトレーニングと自分の気持ちには満足している」と悔しさを振り切るように話した。

 前日の試合後、本田会長は引退を示唆したが、西岡は「何も考えていない。最終的に決めるのは自分。しかるべき時に自分の口から話します」と話すにとどまった。本田会長は、この発言を補うかのように「本人も(引退を)決めていると思う」と語った。

 前夜の試合後は、兵庫県の実家に預けてきた愛娘の小姫ちゃん(6)とスカイプで会話した。「試合は見てないけど、結果だけ知らされたみたい。“何してるの?”って聞いたら、“これから、サザエさん見る”と。“負けてもうた”って言ったら、“フーン”と。あれ、全然、落ち込んでないのかなと思ったけど、嫁に聞いたら、我慢してたみたい。日本に帰ったら、娘と人形遊びでもしたい」。ボクシングに集中するため、東京で単身赴任を続けてきた西岡だが、帰国後は、兵庫県の自宅に戻り、しばし休息する。 

 

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