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仏公共放送 川島選手に不適切発言
10月16日 13時16分

仏公共放送 川島選手に不適切発言
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フランスの公共放送が、日本とフランスの代表が対戦したサッカーの試合で、好セーブを連発したゴールキーパーの川島永嗣選手について、腕が4本ある合成写真を紹介するとともに、司会者が「原発事故の影響ではないか」と発言し、不適切だと批判の声が上がっています。

今月12日に日本とフランスの代表が対戦したサッカーの試合では、日本が1対0でフランスに初めて勝利し、川島選手は好セーブを連発して日本の勝利に貢献しました。
フランスの公共放送「フランス2」は、この試合を13日の情報番組で取り上げ、司会者が「日本のゴールキーパーは非常にすばらしかったが、疑わしい点がある」と指摘しました。
そのうえで、川島選手に腕が4本ある合成写真を紹介するとともに、「原発事故の影響があったとしても、私は驚かない」と発言しました。
また、川島選手が現在プレーしているベルギーの新聞は、「不適切で後味の悪い発言だ」とか、「冗談にしては行き過ぎではないか」と批判するなど、ヨーロッパのメディアの間でも問題視する報道が出ています。
これについて、藤村官房長官は記者会見で、「フランスにある日本大使館から、今回の表現は、被災した方々の気持ちを傷つけ、復興に向けた努力を阻害するものであるという書簡を、15日付けで公共放送に送付した」と述べ、政府として抗議したことを明らかにしました。

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