天皇皇后両陛下が、福島第一原発から30キロ圏内にある住宅の除染作業などを視察するため、福島県を訪問されました。
13日午前9時半、両陛下は東京駅を出発し、東北新幹線で郡山駅に到着されました。車で川内村に移動し、住宅の屋根を洗浄して放射性物質を除去する様子などを視察される予定です。川内村は原発事故の後、すべての村民約3000人が避難し、今年1月に「帰村宣言」を出しました。しかし、原発から20キロ圏内は現在も住むことができないため、村内の仮設住宅では約90人が避難生活を送っています。宮内庁によりますと、「原発の近くで生活する人々を励ましたい」という両陛下の意向から今回の訪問が実現しました。