高槻市3人死傷事件 男は死亡女性の兄、自殺しているのを発見
15日夜、大阪・高槻市の住宅で、24歳の男に親族3人が刺され、女性1人が死亡した事件で、男は女性の兄とわかった。男は、高槻市内で首をつって自殺しているのが見つかった。
15日午後10時15分ごろ、高槻市高西町の住宅で、男がこの家に住む作野正光さん(80)と、妻の加知枝さん(74)、孫の黒田有紗さん(21)を相次いで果物ナイフで刺し、黒田さんが死亡し、作野さん夫妻が大けがをした。
刺した男は、亡くなった有紗さんの兄・黒田竜未容疑者(24)で、犯行のあと、逃走していたが、その後、高槻市の倉庫で首をつって死亡しているのが見つかった。
近所の人は「10年ぐらい前かな、お兄ちゃんの(家庭内)暴力があったみたいで、それからお兄ちゃんを見なくなって」と語った。
警察によると、竜未容疑者は、作野さん夫妻の孫で、かばんから見つかった遺書には、「祖父母側の親類を苦しめるためにやった」と書かれていたという。
警察は、被疑者死亡のまま、殺人の疑いで書類送検する方針。