2012年01月25日 (水)えっ!世界のテレビシェアのトップは、日本メーカーではないの?


「テレビを買おう、買いかえよう」というときに、
わざわざ「日本以外のメーカーで」と考える人はあまりいないのではないでしょうか?
というか、
「だって日本メーカーのテレビは世界に輸出されていて、
一番すごいんじゃないの?」

という感じがします。
ところがその"常識"は、もしかしたら過去のものになってしまうかもしれません。

aaa-TV-share.jpg

ディスプレイ産業の調査会社によると、
いま薄型テレビの世界シェアの1、2位は韓国メーカー。

かつて世界トップシェアを占めていた日本の大手メーカーのテレビ事業は、
とても厳しい局面を迎えているそうです。

ということで、1月26日(木)のクロ現は「どうなる国産テレビ」をお伝えします。
プレビュー(試写)をのぞいてきました。

LG.jpgVTRでまず取材されているのは、
韓国メーカーの台頭の原因。
LG電子の生産ラインや
次期戦略立案の舞台裏など、
いろいろな場面が登場します。

世界的なテレビシェアの変化の背景には、
薄型テレビとブラウン管テレビの「求められる技術力」のちがいもあるそうです。
薄型テレビの場合、性能のいいパネルや部品があれば、生産は比較的簡単で、
価格競争になりやすい。
だから今後は、中国メーカーが伸びるともいわれているそうです。
歴史的な円高が続くなか、
日本メーカーにとっては厳しい時代が続きそうだと感じました。


sharp.jpg後半のVTRでは、
日本メーカーが
どんな部分に
活路を見いだして、
巻き返そうとしているかも
取材されています。

家電量販店で見かける薄型テレビの価格はどんどん安くなって、
消費者としてはうれしいのですが、
その裏ではいろいろなことが起きているのだなと
改めて考えさせられたプレビューでした。

みなさんは、この番組を、どこの国のメーカーのテレビでご覧になるのでしょうか?

ぜひご覧ください!

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追記

この番組、
「日本メーカー テレビ復活のカギは」
のページで、
放送した番組の内容を、
「テキスト」と「画像」で
"丸ごとチェック"していただくことができます。
番組の一部を動画でご覧いただくこともできます。
ぜひご覧ください。


投稿時間:16:58
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【NO.3148】日本メーカー テレビ復活のカギは

かつて「家電王国」と呼ばれ、日本の象徴だったテレビが今、厳しい状況に置かれている。画質などの微妙な調整を必要としたブラウン管TVと異なり、薄型TVでは液晶...続きを読む

受信日時 : 2012年02月11日 09:46 | 男45才経営コンサルティング会社社長のNHK「クローズアップ現代」ほぼ毎回(マイ)感想

コメント 承認制です。取材協力者・出演者への誹謗中傷、事実誤認を含む内容以外はすべて掲載します。

残念な気持ち、でも因果応報。ポストカラーテレビ(古い!)と言われてから久しい中、韓国勢にTOPを奪われても「コレがある」と言えないもどかしさ。その打開策の糸口を元SONYの大学教授から聴くというのも不思議な感じ。ハードで勝負するのかソフトで勝負するのか不明だし、韓国勢がハード(製品)とともに韓国文化としてのソフト(韓流ドラマ)も輸出しているという否定できない事実もNHKとしては言及してほしかった。その浸透とともに日本の茶の間にMade in koreaの製品が入って行くのは時間の問題かもしれません。

投稿日時:2012年01月28日 13:13 | 田口博史

僕個人の意見としては、ウォーレン・バフェットがいう所の「コモディティ企業」「消費者独占企業」を思い出します。
今やテレビも選択する理由が「性能」ではなくて「価格」になりつつあると考えています。
性能については同業他社で真似されやすく、差別化が難しいのが現状だと思います。
日本企業にとってはこれだけではありません、韓国のサムスンです。
サムスンにとっては、入社資格TOEIC730点以上、残業をせずに仕事を終わらせる事が当たり前、自分の部下は自分よりも優秀な人を持て、など日本企業にとってはハードルが高い優秀な人材が沢山います。
それに対して、今の日本人は私立大学が学力不問に近いAO入試など、日本人の学力を落とすような事をしています。
そんな「名ばかりの大卒」が入社する日本企業が果たしてサムスンに勝てるのか?それは大いに疑問です。
僕は高校の物理の先生から東京理科大学は卒業が大変なんて聞いていましたが、職場の同僚からは「馬鹿だなあ、大学は遊びに行くところだ」と言われた事があります。
要は今の大学教育は玉石混交状態で、中にはダメな大学もあると考えています。
勉強もせず、企業就職をしてもサムスンに勝てるとは思えません。

日本は科学立国とも言われる優秀な人たちがノーベル化学賞を受賞するなど、本当はやればできると思います。
しかしながら、ノーベル化学賞を受賞した人たちの時代は相当猛勉強してきた筈です。

悪く言えば、日本企業の生き残る道は勉強をしない日本人大卒を全て切り落として優秀な外国人を迎える事だと思います。

僕の意見を読んで反論がある方は是非、最強の理系大学MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業してみてください。
MITには魅力的な学部が多く、理系の人にはワンストップになる筈です。
MITを卒業するぐらい勉強をして就職に臨めば、日本企業はサムスンに勝てるかも知れません。

投稿日時:2012年03月26日 20:15 | タカちゃん

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