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原子力規制庁の事務所 業務開始
10月16日 12時21分

国の原子力の安全規制を担うため、先月、発足した原子力規制庁が、福島県内の2つの原発の監視活動を行う拠点となる事務所を広野町に設け、16日から業務を始めました。

原子力規制庁の福島県内の新たな事務所は、広野町のサッカー関連施設に間借りする形で設けられました。
原子力規制委員会の事務局として、先月、発足した原子力規制庁は、全国の原発の定期的な保安検査を行いますが、広野町の事務所は、東京電力福島第一原発の廃炉に向けた作業や、第二原発については、核燃料の冷却が確実に行われているかなどを日常的にチェックすることが大きな役割です。
事務所には第一原発を担当する8人と第二原発担当の6人の職員が常駐し、初日の16日朝は、事務所で打ち合わせをしたあとそれぞれ原発に向かいました。
第一原発には規制庁専用のスペースがなく、検査官だけで打ち合わせすることができませんでしたが、事務所の設置によって情報を共有しやすくなり、検査の質や効率の向上につながることが期待されています。
第一原発を担当する福島第一原子力規制事務所の小坂淳彦所長は「第一原発が廃炉に向けて確実に進んでいるかチェックし、国民の皆さんに情報発信していきたい」と話しています。

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