親族３人死傷 逃走の孫が自殺か

10月16日 6時58分

１５日夜、大阪・高槻市の住宅で、親族の３人が刃物で刺され、２１歳の女性が死亡し、女性の祖父母２人が大けがをしました。
警察は、祖父母の孫が刺して逃げたとみて行方を捜査していたところ、この孫とみられる男が自殺しているのが見つかり、詳しい状況を調べています。

１５日午後１０時すぎ、高槻市高西町の作野正光さん（８０）の住宅で、「血だらけの若い男が逃げて家の人がけがをしている」と、近所の人から警察に通報がありました。
警察が駆けつけたところ、この住宅の室内で作野さんと妻の加知枝さん（７４）、それに作野さんの孫の黒田有紗さん（２１）が刃物で刺されていて、病院に運ばれたものの、黒田さんが死亡し、作野さん夫婦が大けがをしました。
現場付近からは凶器とみられる刃渡り１５センチほどの血の付いた刃物が見つかり、加知枝さんが「家に来ていた孫が３人を刺して逃げた」と話していたことから、警察が孫の２４歳の男の行方を捜査していたところ、１６日午前２時半ごろ、孫とみられる男が高槻市内の倉庫で自殺しているのが見つかりました。
警察は、３人を刺したあと自殺したとみて詳しい状況を調べています。