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人寄せパンダに舛添スカウト中- ゲンダイネット(2012年10月15日10時00分)

 <自民党と争奪戦だってサ>

 

  所属国会議員は9人に増えたが、政党支持率は3%前後にまで急降下している「日本維新の会」。ま、橋下人気を目当てに集まった烏合(うごう)の衆だから、失速するのは当然といえば当然だが、維新内では劣勢をはね返すべく、“ウルトラC”が練られているという。

 「国会議員団の代表に舛添要一元厚労相を起用する案です。今の代表は松野頼久議員ですが、裏方タイプで本人も戸惑っている。それなら、政策通で知名度の高い舛添氏を起用し、支持率を回復させようというのです。松野・舛添は同じ超党派の勉強会に所属していて親交が深い。橋下さんも府知事時代から舛添氏と頻繁に連絡を取り合う仲です。衆院へのくら替えを考えている舛添氏に、橋下さんらが『東京1区』を提示し、必死に口説いているようです」(政界関係者)

  維新は当初、自民党の中川秀直元幹事長を一本釣りし、議員団代表にすることを考えていた。中川もその気だったが、結局、今期限りで引退することになり、辞退。困った維新は、2年前に自民党を飛び出し「新党改革」を立ち上げた舛添にアプローチしたというわけだ。

  橋下代表や所属国会議員は「最近、埋もれているとはいえ、舛添の人気はまだまだ高い。大胆起用で反転攻勢だ」と鼻息を荒くしているようだ。

  しかし、舛添には自民も触手を伸ばしている。

 「安倍新総裁になって支持率がハネ上がり、次期衆院選での単独過半数も見えてきた。候補者がいない空白選挙区がまだ約20あるので、どこかで舛添さんを目玉候補として擁立したいようです。維新か自民かとなれば、当然、政権党に返り咲く可能性の高い自民ですよ。舛添さんも『自民に戻って選挙に勝てば大臣の目もある。石破幹事長だって出戻り組だし、オレを冷遇するはずない』と考えているでしょう」(永田町関係者)

  維新と自民で「舛添争奪戦」って……。永田町の人材不足、極まれりだ。

 (日刊ゲンダイ2012年10月12日掲載)

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