時事寸評 拡散する食材汚染と守り方 (10/14)
青森沖のサカナ、十和田湖、長野県のキノコ、新潟県の海、北九州の瓦礫の焼却など、これまで汚染が進んでいなかった地方での汚染が広がっています。
それとともに川崎市の給食に汚染されたミカンが使われていること(4月から)について、川崎市長が「汚染の危機を児童に教えるために、汚染されているミカンを故意に食べさせている。教育上の配慮だ」という趣旨の発言をする、福島の若者が中心となっている「絆プロジェクト」では外国の人まで福島に呼んで「綺麗な空気ですね」などと言わせている。このように指導層の心の汚染も広がっています。
福島ばかりではなく、ホットスポットにお住みのお子さんにも少し異常が見られるようです。
食材と心が汚染されてきた現在、お子さんを持つ親御さんの守り方は、音声で説明します。
1)多種類の食材を選ぶ、
2)西日本、外国の食材で工夫する、
3)たまに日本海にいったらサカナを食べる、お父さんが出張に行ったら食材のお土産を買ってきてもらう、
4)医療被曝を何とか少なくする、
5)土ほこりの子どもが汚れたらシャワーと洗濯
6)風が強いときには洗濯物を取り込むときに簡単にぱたっとはたくとか、床を拭くなど、
などを心がける第二段階になりました。
(平成24年10月14日)
--------ここから音声内容--------
このブログでは時々、汚染の状態なんかを書いとります。これは新聞とかテレビがほとんど放送しませんので、それを補う意味でのブログというふうに考えて頂ければいいと思います。もっと私よりかですね、詳細なデータを出しているブログも多いので、そういうものもご参考になったらいいんではないかというふうに思います。
私の方は全体的な状態をご説明するということにとどめておりますが、青森沖の魚の汚染がかなり進んできたっていうことをこの前書きましたけど、十和田湖の近くですね、非常に残念ながら。青森の方の十和田湖の近くのきのこ、それから長野県のきのこですね。それから新潟の方はですね、山の方に降ったものが海に少し行っております。
それから九州ではガレキの焼却をやっておりますので、これによる汚染が当然広がるわけですが、こういうふうにこれまで汚染が進んでいなかった地域でですね、汚染が広がっておりまして、これは私が事故の時から色々お話してることなんですけども、福島に今度漏れた量が80京ベクレルで、現在でもだいたい一日数億ベクレルで放射線(放射性物質)が漏れております。数億ベクレルっていうとどのくらいだかもうわからないっていう感じなんですが、2007年の新潟県中越沖地震で壊れた柏崎原子力発電所から当時漏れた量が3億ベクレルですから、その量が毎日のようにまだ福島から出ているということですね。
2007年の時にはマスコミがこぞって大変な量の放射性物質が漏れたんだというふうに報道致しました。確かにそれは大変な量なんで、3億ベクレルでもですね、人間が死ぬ量が3000万ベクレルとしますとですね、20人分ということですので、やっぱりこれでも相当な量ではあったんですね。それが毎日まだ出てるというような状態ですので、やはり汚染が広がるのはやっぱり防ぐということは日本国民の親の責任ではないかと思います。
一方ではですね、指導層が相変わらずお金を中心にして子どもたちを被曝させようとしてるということで、一番ひどいのは川崎市長でしょうね。給食に4月からずっと汚染されたみかんを使っておりまして、これについて「これは教育上の配慮なんだ」と、「汚染が、こういうふうに危機に陥っている、もしくは福島が困っていると児童に教えるためには、汚染されているみかんを食べさせないといけない」というような、まあなんて言いますか、とても通常では考えられない、なんでこういう人が市長なのかと思いますが、これは川崎市の方が決めるですから、それはまぁあれですが…。それにしてもやっぱり責任者の一人ですからね。
それから「絆プロジェクト」というのがありまして、この前読者の方から送って頂いて、ほんとにこう心が暗くなったんですが、外国の人を福島に呼んでですね、みんなで野原で遊んで「きれいな空気ですね」…、まぁそりゃそうなんですけど。放射性物質ってのはどんなに空気がきれいで、息を吸ってなんともなくても、子供の体を蝕むことがあるんですよね。自分の体はどうでもいいんですけども、やっぱりそういう影響を受けて被曝を続けるているお子さんのことを考えてくれというのが、僕の終始一貫した考え方なんですけども。
で、福島の子どもたちに甲状腺の異常が50パーセントぐらい見られるという状態ですね。全体としては平均40パーセントぐらいなんですが、小学校の女の子とか中学校の女の子に55パーセントぐらいというような状態ですのでね。やっぱりこれは非常にこう心配であるっていうことと、ホットスポットにお住みの、少し離れた所ですね。東京の一部にもお子さんに異常が見られるような状態でもあります。
これは確率的なものだとよく言われるんですが、被曝の量が少なければ少ないほど発病のチャンスも少ないと、こういうことですのでね。「このぐらい起こったらこうだ」っていうようにカチッと決まってるもんではありません。
食材が汚れているのはいいですけど、指導者の心が汚れてるっていうのが心配ですね。一応ずっと第二段階というふうに言ってきてるんですけど、多種類の食材を選ぶんだということですね。先ほど言いましたように、みかんとかきのことか限定されておりますので、多種類の食材を選ぶと非常に安全になる。それから西日本とか外国の食材ですね、一年ぐらいたちましたんで、多くの方が少し慣れてこられたと思いますので、工夫を重ねてもらいたいと。
それから日本海に行ったら魚を食べる。これ一例ですけども、なんかのチャンスにお父さんが出張に行ったりしたら、そういうものを買ってくるというようなことも含めてですね、家族全体で被曝量を少しだけ減らしておくと。減らしておくと何が起こるんだということですけども、病気になるチャンスが減るということですね。
それから医療被曝がある程度ありますので、できるだけ健康を保って医療被曝を避けるようにするということを心がける段階になったというふうに思います。お医者さんはですね、医療のことが非常に自由にできなくなって不便なんですけども、私はまぁ連帯責任っていうことはありませんけどね、やっぱりお医者さんで100ミリまで被曝してもいいっていうようなことを何回も何回も言われるとですね、やっはり患者さんの方も不信感に陥りますし、やっぱりお医者さんは遵法精神を持ってですね…それからもう一つは、やっぱりお医者さんっつぅのは法律を守る・守らないは別にして、私が知ってるお医者さんはみんなね、「健康を守って下さいね」という方向ですよ。「お酒はあまり…控えて下さいね」ってこう言われますよね。
だからこれはどうしてかって言うと、もしかしたらそのぐらいのお酒はいいかもしれないけども、お医者さんってのはいつも安全方向、健康な方向を言って頂けると。これが、私たちがお医者さんを尊敬して信頼してる元ですからね。ですから、お医者さん自身があまり「被曝しても大丈夫だ」っていうようなことを大きな声で言いますと、日本人はやっぱりお医者さん尊敬してますから、やっぱりお医者さんは「健康第一」と。政治とかそんなのは第二ということをですね、やっぱりやってもらいたいな、と。私これ、「医療被曝をなんとか少なくする」ってほんとに書きにくいんで書きたくないんですけども、やっぱりですね、現在そういうふうにせざるを得ないんじゃないかと、そういうふうに思ってます。
それからまだ再飛散ってのがありますからね、お子さんが外に出てかなり汚れたなと、土なんかに汚れたなと思った時は、すぐお子さんをシャワーさせてですね、それで洋服を洗濯すれば水で落ちますので、それも必要だと思います。
それから風の強くない日はもちろん洗濯物大丈夫なんですけども、あんまり風の強い日で、関東から宮城までですけどね、ちょっと洗濯物もはたいたり外から取り込む時パタッとやってですね、ちりを落としてやるというようにしたらいいと思いますね。
花粉というのもずっと秋もありますからね、秋の花粉は草なんですけども、そういったものもあるので、全体として少しずつ、時々拭き掃除するとかですね、そういった注意をすることによって、他のお子さんよりか被曝が少ないですというと言い方が悪いんですけども、いずれにしても我が子を守るのは家族の役割ですからね。そういったことで根気よくやってくことだというふうに考えます。