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TBSに「私が真犯人」PC遠隔操作事件十数件への関与記載

 遠隔操作ウイルスによる犯罪予告事件で、TBSに届いた「真犯人」を名乗るメールに、インターネットを利用した十数件の犯罪予告や脅迫に関与したと記載されていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 一方、ネット上のトラブルに詳しい落合洋司弁護士(東京弁護士会)にも、TBSと同じ内容とみられる電子メールが9日夜に届いていたことが判明。落合弁護士は15日夕、警視庁に届けた。捜査関係者によると、TBS宛てのメールに「同じ内容を弁護士にも送った」と記載されていた。

 警察当局はTBSと落合弁護士に届いたメールが犯行声明の可能性が高いとみており、任意提出を受けた上でIPアドレスの解析などを進め、一連の事件の「真犯人」と名乗る送信元の特定を急ぐ。

 警察庁は15日、2008年4月以降に摘発したネットを使った犯罪予告事件のうち、容疑者が捜査段階で否認していた事件を全て調査するよう都道府県警に指示した。

 捜査関係者によると、TBSに10日夜届いたメールは海外のサーバーを経由していた。「真犯人」がこれまでに関与したものとして、大阪、三重などでそれぞれ男性が逮捕され、後に釈放された事件をはじめ、6月にあった横浜市の小学校に対する襲撃予告などに言及。横浜市の事件は、他の事件と異なり、自ら「ウイルス以外の方法でやった」と記していた。神奈川県警の捜査では実際に、書き込みに使われたパソコンのウイルス感染は確認されていない。

 警察当局は、ウイルスを介さずに遠隔操作できるかどうかについても調べる方針。

[ 2012年10月15日 23:12 ]

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