阪神「FA寺原」の獲得調査
2012年10月15日 16時00分
阪神がオリックス・寺原の獲得調査に乗り出すことが分かった。寺原は故障者特例措置制度を利用して、国内FA権を取得する見通し。先発、リリーフどちらもこなせる万能タイプとあって阪神は補強候補にリストアップした模様だ。
今季の寺原は16試合に登板して6勝8敗、防御率3・92。右肘痛や腰痛などで二軍生活が長引き、国内FA取得年数の満8年に到達しなかったが、故障者特例措置による日数加算で権利を得られる。阪神の球団幹部は「調査対象になる。球も速いし、面白い存在」と明言。別の幹部も「故障の程度が、どれぐらいなのかも含めて調査しなければ…」と話した。
先発で昨季12勝を挙げた実績があり、横浜時代の2008年には22セーブをマークするなどリリーフ経験もある。宮崎・日南学園時代には夏の甲子園で当時最速の154キロを記録。高校時代から聖地を沸かせたスターという縁もある。FA権行使について寺原は未定としながらも「(オリックス残留も含めて)自分の出番のあるところ、先発として必要としてくれるチーム」を希望。さらに「子供のためにもこっち(関西)で長くいた方がいいのかなという思いもある」とも話しており、同じ関西の阪神は移籍対象チームになる。
残留を目指すオリックスはもちろん、古巣のソフトバンクら他球団も寺原に興味を示していると噂され、争奪戦必至の状況。そんな中、阪神がどう出るか今後の展開が注目される。
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