中国産冷凍イチゴを食べたドイツ人が、1万人以上も食中毒になった。ドイツ東部で児童や生徒が下痢や嘔吐の症状を訴えた問題で、ロベルト・コッホ研究所は9日、給食で出された冷凍イチゴからノロウイルスを検出し、原因と断定したと発表した。発症者は1万1000人を超え、ドイツで最大規模の集団食中毒となった。イチゴは中国から輸入されたという。しかし、中国の毒食品で下痢だけで済んだのはラッキーな方で、現実に即死するものまであるという。
ドイツ紙「ビルト」によると「過保護なまでに各種農薬の愛情たっぷりで、過酷な太陽の下で熟した」山東省産のイチゴで、7月にコンテナ船で44トン輸入されたもの。冷凍前のイチゴの加熱処理が不十分なため、ノロウイルスが付着した疑いがあるという。
感染すると地獄の苦しみを味わうノロ。それでもまだマシな方だ。メタミドホスの冷凍毒ギョーザや毒粉ミルクは日本でも悪名をはせた。さらに有名なのは、以前本紙でも取り上げた毒油。中国では地溝油という毒油がある。下水にたまった工業用油を抽出して、平気で食用に充てていたが「鉱物油が使われているため摂取し続けると、肝臓や腎臓へ致命的な影響が出ます。小さな子供なら瞬殺もあり得ます」(中国人ジャーナリスト)。
死者が出るのはさすがにまずいので、今では新型地溝油が出回っているという。
「家畜の病死体にドブの発酵油をかけ、肉のロウ化を進め、取れる油の量を3割近く増やしたんです。死者も出ないし、原料も安くまさに業者たちにとって夢の新製品ですね」(同)
食べ物ですらないものも多数ある。マレーシアに輸出された乾燥ワカメは、単なる細かく切られた黒いビニールだった。山東省では工業用にかわ製の偽フカヒレが発見され、江蘇省で男性がシラウオを2キロ買ったところ、シリコン製だった。北京市内では、訪問販売のナマコを買ってゆでようと水に入れた瞬間、色が落ちて水がまっ黒になった。調べると、ゴムに謎の物質を混合したものだった。
南京市では女性がコメ50キロを買い、水を注いだところ、米が半分くらい浮かんだ。よ~く見たら米の半分がプラスチック製だった。同様にプラスチックを練りこんだ麺も多く流通しているが、理由はコシを出すためという。
「中国人は文化大革命で宗教を捨てた代わりに、カネを拝むようになったので、ここまで倫理がなくなったという人がいます」と前出のジャーリストは話している。
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