NHK京都府のニュース　京都放送局

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車所有の少年に懲役１年求刑

亀岡市で小学生の列に車が突っ込み、１０人が死傷した事故で、事故を起こした車の所有者の１９歳の少年の裁判が京都地方裁判所で開かれ、検察側は、懲役１年を求刑しました。
ことし４月、亀岡市で小学生など３人が死亡、７人が重軽傷を負った事故に関連して、車の所有者の１９歳の少年は、事故の前日に、無免許と知りながらも仲間の少年に運転させたとして、無免許運転教唆の罪に問われています。
１５日、京都地方裁判所で開かれた裁判で、検察側は、「交際していた女性から別れ話を切り出されていらだち酒を飲みたかったなどという理由で無免許と知りながら仲間に運転を依頼するなど安直な動機に酌量の余地はない。そこに端を発して１０人が死傷する重大な事故が発生した」と述べました。その上で「遺族に謝罪もしておらず、自らの責任を十分に自覚していない」などとして懲役１年を求刑しました。
これに対し弁護側は、「少年は以前から仲間から暴行を受けるなど反抗できない状態にあり、やむなく車を貸しただけで、十分に反省もしている」などとして執行猶予のついた判決を求めました。
最後に少年が、何か言いたいことがあるか、裁判官から尋ねられると、「どのような判決になっても慎んで受けようと思います」と述べました。
判決は１１月２日に言い渡されます。

10月15日　17時15分

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