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2009-03-28 お祈りお祈り無職の音

[][][]『ToLOVEる -とらぶる-』SS「春眠乙女」

 前置きです。

 お久しぶりです。今月2回目とかやる気ないだろ。といった感じですね。

 今回初めてTo LOVEるSSを書いてみました。唯で一本思いついていたのですが、なぜか美柑な話に。というかこれはアリなのだろうか。そこが不安です。

 あんまりよろしくない話です。勝手に設定作ってるし。でも美柑の話を作ると、馬鹿話は作りづらいんですよね。本当は美柑でコメディしたいのです。美柑と※※したいのですになると意味が変わりますね。

 この話の結末を見て一言なんですが、ヤミの話し方やら性格やらが表現できてるのかなあ。別になんとも思わないかもしれないしなあ。というかナナが空気だったり。

 そんなわけで総文字数6500字前後の話です。ではどうぞ。


 09年9月6日追記

 他にもあるので、お時間のある方はどうぞ。

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「兄で息子、妹で母親な二人だけの昼下がり」 - 一歩進んで三歩戻る

 →「美柑がリトの耳そうじする話」

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「夏の終わり」 - 一歩進んで三歩戻る

 →「リトと美柑がアイス食べる話。なんかセリーヌがいたりも」

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「ある朝の儀式」 - 一歩進んで三歩戻る

 →「美柑がリトにちょっとしたことを仕掛けたりするようなしないような話」






「リト、入るよ」

 ノックをしても返事が無い。美柑は、まったく仕方が無いと考え、部屋の中に入った。

 そっと開けて見ると、どうして返事が無かったのかが分かった。

「(寝てたのか……)」

 季節はすっかり春めいてきている。桜のつぼみも膨らみ、陽気も日を重ねるごとに心地よいものとなっている。

 そんな時期の昼間だ。思わず寝てしまうのも無理は無いかな、と美柑は思った。

 リトの隣にはセリーヌもいた。左頬の下にある絵本は開かれたままになっていた。おそらくは読み聞かせている間に寝てしまったのだろう。それもそのはずだった。セリーヌがリトの下へ向かったのは、掃除中だった美柑がそう言って仕向けたからだった。

「さて、どうしようかな……」

 小さな声で独りごちる。とりあえずは本の回収でもしようと美柑は思った。別に特段の思い入れがある本ではない。勿論、売る気もない。ただ、よだれが垂れて本がシワシワになることは回避させようと考えたからだった。

「ん……っと……」

 ベッドにまたがり、セリーヌの小さな体をそっと持ち上げ、少し下のほうへずらす。そして、本を回収する。どうやらまだ湿気ていないようだった。

「これでいいかな」

 リトの机の上に置いておく。そういえば、テレビや漫画を見ると、母親が息子のある特定の本だけを選別して机の上に置く、といったようなことが行われているらしい。美柑はなんとなく、それと同じことをやっているような気がした。

「(もし、実際に持っていたり……したら、やっぱり……私の役目だったのだろうか)」

 結城家に母親が留まることは稀である。実質的に、この家における家事の役目を担っているのは美柑であった。だから、その役目も美柑がこなすことになっていたのかもしれない。まあ、リトは1冊も所有していないので、行う機会はまず無いのだが。

 振り返って見てみる。2人とも規則正しく息を立てながら寝ている。その様子が、昔の光景を思い出させた。

「(いつから止めたんだっけ……)」

 小さい頃、両親の仕事がようやく軌道に乗り始め、家を留守にすることが増えた時期があった。その時期から結構な年月の間、同じ場所で寝ることはあったのだった。一緒のベッドで、今のリトとセリーヌのように、美柑も寝ていた期間があったのだ。

 部屋をもらってからだっただろうか。段々と疎遠になっていったのは。段々と1人で寝る回数が増えるようになったのは。そして、いつしか離れ離れになり、呼び方も変わり、自分も役割を変えて、今に至っているのだった。

「(羨ましいな……)」

 何が羨ましいのか。別にどうだって良いことではないか。美柑は思わず目をそらし、頭の中で即座に否定を試みた。大体、他の人、というかララさんだって一緒に寝ていることが多かったではないか。それに対して、私自身面食らったのは最初だけ。2回目からは日常の光景の1つに過ぎなくなったはずだ。それなのに、なぜ、今更こんなことを思ってしまうのだろう。

 もう一度じっと見てみた。どうしてなのだろうと思ってじっと見た。1人1人の寝顔を、2人の関係を……。

 そして、ようやく理解することが出来た。羨ましさの理由を。

「(そういうことね)」

 つまりは、2人の間柄にあった。変に感情を発現することなく、寄り添って眠れる関係。そうだった。変な、おかしな、妙な感情を起こすことなく、ただそこで一緒に眠れる関係がそこにはあったのだった。

 それは、自分が昔いた場所。そしてもう二度と戻ることは出来ない場所。あのときの自分に戻ることは無い。ただ、そこで眠ることが自然、そこで一緒に寝るのが当たり前、こういった状態に戻ることは無い。

 これは、リトの責任ではない。彼自身は昔と変わらず、同じように接してくれるはずだ。自分が余計なことをしない限りは……、と美柑は思った。

 椅子を引き、座る。本を横にどけ、机の上に腕を組み、もたれる。顔を右に向けると、2人の表情が見えた。

「何で……」

 あんなこと言ってしまったのだろう。いくら風邪にかかっていたとはいえ、どうかしていたとしか思えなかった。すぐにごまかしたけれども、あの時からどうもよろしくない。風邪が治ったあとも、時折思い出してしまう。その度に気が沈んでしまうのだ。

「はぁ……」

 お腹は空いていたはずなのだが、もはや食欲は無かった。好意と嫌悪がごちゃ混ぜになって自分の中で渦巻いていたのだった。

「(いけない、いけない)」

 もうこれ以上逡巡していても何も生み出さない。休日といっても、やらなければならないことはまだ残っているのだ。むしろ、休日だからこそ出来ることがたくさんある。これらを着実に消化していくことが自分の責務なのだ。

 そのように美柑は考えた。立ち上がって、出て行こうとする。

 しかし、ある心残りが足を止めた。

「(久しぶりに……、うん、そうだ)」

 一緒に寝てみようか、なんていう考えがあった。心の片隅に残っていた。どうしてかと言われても困る。ただ、そんな考えがあるだけなのだから。

 再びベッドの脇へ。なるほど、都合よく奥に1人分の空間が確保されていた。まるであらかじめ準備されていたかのように、そこに寝ろと言わんばかりに。

「ん……っと」

 リトとセリーヌの上を越え、奥の空間へと至る。そこに横になってみる。日陰だからか少しひんやりとした感触が体に広がっていく。

 そして、体を反転させると、そこにはあいつの顔があった。

 どうなのだろう。不思議と視線が集中していく。ただ、決して一点には集まらない。外部を少しずつ排除しながら、その表情に向かって焦点の合わないレンズを向けているのだ。

 顔が高潮しているのが感じられる。人には見せられない様子ではないだろうか。特に同級生の子たちには……、拙すぎる気がした。

 その時だった。

「ま〜〜うっ!!」

「っ!!!!!」

 胸元付近からセリーヌの声がした。思わず飛び上がりそうになる。びっくりして声を上げそうになる。懸命にこらえ、何とかやり過ごすことが出来た。

 視線を下に向けると、何事も無かったかのように相変わらずセリーヌは寝息を立てていた。

「(ビックリした……)」

 もし声を出していたらどうなったのだろう。かなり反応に困ったのは相違ない。何で寝ているんだと言われたら、なんて答えたのだろうか。

 顔を戻すと、今度は落ち着いて見ることが出来た。どうやら緊張も一緒に飛んでいってしまったようだった。

 暖かな日差しが窓から差し込み、部屋全体を暖めている。自らの体温とベッドの温度とが一致していき、徐々に総体的な暖かさが体を緩めていく。

「(どうしようかな……)」

 このまま寝てしまおうか、それともここで終わりにしようか。選択肢は2つ、時間は眠りに落ちるまでのあとほんの少し。

「(まあ、いっか……)」

 結局選択したのは前者。美柑はゆっくりと眠りに落ちていった。


「リトさん、モモです。入りますよ」

 モモが入ると、そこには川の字になった3人が横たわっていた。

「(あらあら)」

 美柑も一緒に寝ている。これはどういうことなのだろう、とモモは思った。いつもの美柑なら一緒に横になるようなことはやらないはずだ。ましてや一緒に寝るなんて、まずありえないことだった。

「(ひょっとして……、これは面白いことになりそうですね)」

 その時、モモの頭にひらめいたことがあった。ちょっとした悪戯だ。

「(反応が楽しみですね……、では、まずは……)」

 モモはそっとセリーヌを揺すった。セリーヌは薄っすらと目を開け、起き上がった。

「ま……う……?」

 目元を擦りながら、モモを認識する。モモは、口元に指を当てて、静かに言った。

「静かに答えてくださいね。ところでお昼ご飯を買ってきたんですけど、一緒に食べませんか?」

「まう」

 セリーヌは笑顔になって肯いた。

「では、ちょっと失礼しますね。行きましょう、セリーヌさん」

「まう!」

 そっとセリーヌを抱き上げ、その場を後にしようとする。最後に一度振り返って、ちょっと顔をほころばせ、部屋を出て行った。

「(さて、どうなるでしょうか……)」


 モモが部屋を後にしてから、しばらくして……。

「んっと……」

 リトが目を覚ました。開いた目の向こうには、考えていた人物とは別の人間が寝ていた。

「あれ??」

 どうして美柑が寝ているのだろうか。それと、セリーヌはどうしたのだろう……、リトはそんなことを考えていた。

 枕元に女性が寝ていると大抵あわてるリトだが、数少ない例外といっていい存在が美柑だった。まあ、大体恥ずかしいとか困るとかそんな感情を実の妹に持ってしまうこと自体がちょっとおかしいのであって、リトの意識から考えると、別段あわてるようなことではなかった。

 それよりも、どうして一緒に寝ているのだろうか、という点に疑問を持っていた。

 外から声が聞こえた。モモとセリーヌの声のようだ。どうやら一緒に遊んでいるようだった。いないことに対して心配の念を抱いていた。少しだけほっとした。

「どうしようかな……」

 リトは天井を向いて考えた。このまま起きるのも良いかもしれない。そろそろ昼も過ぎた頃だろう。下に行って昼食を摂るのも悪くは無い。ただ美柑のことだけが気がかりだった。一体絶対どうしてこんなところで寝ているのだろうか。わざわざこのベッドで寝ているのには何かわけがあるのかもしれない。それなのに放って、下に行ってよいものなのだろうか。

 体を美柑のほうへと向ける。すると、なんだか懐かしい気持ちがよみがえってきた。

「昔は、こんな風に寝ていた時期もあったっけな……」

 小さなときの思い出がぼんやりと浮かんだ。夜、この家にいるのが2人になったとき、枕を持ってやってきた美柑と一緒に寝たものだった。1人で寝るには大きすぎたのだろう。広い空間を使う術も知らず、ただ寝床がおかれている環境というのはとても殺風景で恐ろしいものだったのかもしれない。

 それも、いつしか無くなって、色々、本当に色々あって……。

 リトは美柑との間隔を少し詰めた。共に成長した姿がそこにあった。でも、ひょっとしたら体格の比率的にはさほど変わっていないのかもしれない。まあ、これから詰められていく可能性は十分に残っているのだけれども……。

 睡魔が再び瞼を襲ってきた。懐かしさに心を暖かくして、リトは今一度の眠りについたのだった。


 またしばらくして、所謂おやつ時と言える時間になっていた。

「あれ、ヤミじゃん。どうしたんだ?」

玄関口に立っているヤミを見て、ちょうど帰ってきたナナが言った。

シスタープリンセスですか……」

「何言ってんだ?」

「いえ、何でもありません」

「で、どうしたんだ?」

 ヤミは脇に抱えた紙袋をすっとナナに示した。

「たい焼きです。美柑と食べようと思って持ってきました」

「ふ〜ん、じゃあとりあえず中に入るか」

「ええ、失礼します」

 こうして二人は中に入っていったのだった。

「ただいま〜〜っと」

 扉を開ける音が聞こえたのか、モモがセリーヌを連れて、リビングから出てきた。

「お帰りなさい、ナナ。あれ、ヤミさんじゃないですか」

「失礼します」

「ええ、用事は……ひょっとして美柑さんですか?」

 モモが訊くと、ヤミは小さく肯いた。

「おいしいたい焼き屋を見つけたので美柑と一緒に食べようと考えました」

 ナナとヤミが玄関から上がる。同時にセリーヌが闇の元へと走った。

「まうま〜〜〜」

 ヤミの足元に抱きつき、声を上げた。どうやら匂いに釣られたようだった。ヤミはたい焼きを一つ取り出し、セリーヌに渡した。

「まう、ま〜〜〜!!」

 セリーヌが満面の笑みを浮かべて受け取る。ペコリと礼をして、リビングに戻っていった。

「ごめんなさい、ヤミさん」

「いいえ、問題ありません。ところで、美柑はどこですか?」

「美柑さんならリトさんのお部屋にいると思いますよ」

「リトの?」

 ナナが口を挟む。

「ええ。それと入るときはなるべく一気に入ることをお勧めします。面白いものが見られるかもしれませんよ」

「……また何か企んでるんじゃないか」

「いえいえ、私は特に何もしていません。セリーヌさんと一緒に遊んでいただけですから」

「ホントか?」

「ええ、それ以外は別段何もやっていませんよ」

 笑顔の向こうに何かそう、得体の知れないものが表れているような気がするんだけども……、といったことをナナは思っていた。

「……分かった。何もしていないんだな」

「はい、勿論」

 モモは科をつくってにっこりと笑った。

「では、行きましょうか。そうだ。あなたも一つどうですか」

 ヤミはモモにたい焼きを一つ渡す。

「ありがとうございます。ヤミさん」

「いえ……」

 こうして、2階へと上がっていったのだった。


「とまあ、ここになるわけだ」

「知っています」

 部屋の前に到着して、今にも入ろうとする2人がいた。

 一方で、部屋には、リトと美柑ががまどろみの中にいた。眠りの最中、知らず知らずの間にリトは美柑を胸元に抱き締めていた。

「んじゃあ、入るか」

 ナナは扉の取っ手に手をかけて、一気に押した。

「た〜のも〜〜」

「何ですか……、それは……」

「気にするな……、って!!」

 そこにはちょうど目を覚ましたリトがいた。当然のことながら、傍らに美柑を抱えていた。

「……ん」

「あ、美柑。起きたのか」

「え……、リト……?」

 美柑は眼前にあるリトの表情をぼおっと眺めていた。夢うつつな状態で顔をほんのり赤らめて、リトを見ていたのだった。

「美柑」

 しかし、その声を聞いた習慣に急速に現実へと引き戻された。そして、自分のおかれている状況を一瞬で把握した。

「ヤ、ヤミさん?え、これって、え、な、なんで、え〜〜〜!!!!」

「どうしたんだ?美柑」

 妙に冷静なリトがいた。なぜそこまで冷静でいられるのかと美柑は思った。冷静に考えてみれば至極当たり前で、美柑も同様に考えられることなのだが……、そのときの美柑は思いもしなかった。

 顔が紅潮していた。なんというか拙かった。何が拙いって、そう、色々拙いのだ。

「だから……、何で……、あ、あんた……」

「いや、何でって言われてもな……。一緒に寝ていたからとしか」

「……美柑」

「へっ?」

 美柑が声のするほうへと視線を寄せた。するとそこにはナナがいた。

「ナナさんっ!?」

 その姿を見て、素っ頓狂な声を上げた瞬間、美柑の頭の動きは停止した。

「お、おい。大丈夫か、美柑」

 リトが揺するも返事が無い。そして、紙袋の置かれる音がした。その音を聞いて、リトが向いた先には……、ヤミがいた。

「結城リト……、あなたって人は……」

 腕がトランスされて、フライパンになった。この光景を見て、さすがのリトも拙いと思った。何が問題だったのかはトンと見当もつかなかったのだが。

「ま、待て、ヤミ。とりあえず誤解だ。なんかよく分からないけどさ。とりあえず誤解なんだ」

「私のみならず、美柑にまで……。あなたはやはり一度死ぬべきです」

「一度って……、それで終わりだ!てか、何でフライパン!」

「問答無用です」

 ヤミは飛び出し、リトの体を思い切り叩きにかかる。

「ちょっ!待て、待ってくれ〜〜」


 轟音が家の中に響き渡る。もちろん、階下の部屋にもその音は聞こえてきた。

「まうっ!」

 セリーヌがテレビの前にちょこんと座る。

「あっ、そろそろ、マジカルキョーコの時間でしたね。ちょっと待っていてください」

 モモがリモコンを使って、テレビをつけ、チャンネルを合わせた。

「それにしても、美味しかったですね」

「まうっ!!」

 セリーヌが笑いながら振り返って言った。しかし、テレビから聞こえたキョーコの声により、すぐに引き戻されていった。

「それにしても……、平和な日ですね……」

 モモは湯のみを抱えて、暖かな春の風景を眺めていた。


おわり



 <追記>

 一応、他に書いた奴も紹介しておきます。よろしければどうぞお読みくださいませ。

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「兄で息子、妹で母親な二人だけの昼下がり」 - 一歩進んで三歩戻る

 第二弾美柑ss。内容は夏休み終盤のある日、美柑がリトの耳掃除をします。

 ちょっとドキドキなはずなのですが、リトはあまりドキドキしなかったり。てかリトがドキドキしたら性的に過ぎるなと思ったので。

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「夏の終わり」 - 一歩進んで三歩戻る

 第三弾美柑ss。内容は、リトと美柑とセリーヌがアイスを食べたりする話。

 食べあいっことか書いてみたかったんです。

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「ある朝の儀式」 - 一歩進んで三歩戻る

 第四弾美柑ss

 リトの唇に朝起きると不思議な感触が……。最近寝起きも良いし……。そういや、いつも美柑がカーテン引いているような……。

 一体どういうことだろう?というのが内容。

 リトの無自覚と美柑の自覚を対比させるみたいな。

 『ToLOVEる -とらぶる-』SS「ある夜の密談」 - 一歩進んで三歩戻る

 第五弾美柑ss

 夜中にリトの部屋へと忍び込むモモを止めるため、美柑が立ち上がったのだけれど……。

 書いている当人も思わぬ方向へと進んで行ってしまった印象のある一作。

 本音と建前と自覚と無自覚をその時々で上手く使いこなせれば楽しいかも。

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