海賊版ソフト入りの中古パソコン(PC)を販売目的で所持していたとして4人が逮捕された事件で、大阪府警は15日、新たに中古PC販売業者「アイループ」(大阪市西区)の経営者、寒川亮輔容疑者(37)=西区南堀江4丁目=を著作権法違反(頒布目的所持)容疑で逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。
生活経済課によると、アイループは2009年7月からの約2年間で、パソコンの販売や修理による売り上げが約1億5千万円あったという。中古PCにインストールしていた海賊版ソフトは、別の業者から購入したり、ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたりしていたとみられる。
逮捕容疑は、阿倍野店長ら4人=同容疑で逮捕=と共謀して9月30日、無断複製された米マイクロソフト製の基本ソフト「ウィンドウズ」と事務用ソフト「オフィス」をインストールした中古ノートPCを、販売目的で店に置いていた疑い。