海賊版ソフトをインストールした中古パソコン(PC)を販売目的で店に置いていたとして、大阪府警は30日、中古PC販売業者「アイループ」(事務所・大阪市西区)の阿倍野店長・安部豊容疑者(29)、住之江店長・深山重教(しげのり)容疑者(21)=いずれも大阪市阿倍野区=ら4人を著作権法違反(頒布目的所持)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
ソフトウエア企業などでつくる著作権保護団体「ビジネス・ソフトウエア・アライアンス(BSA)」によると、海賊版ソフトに絡んでPC販売業者が摘発されるのは極めて珍しい。PC本体にいったんインストールされてしまうと、海賊版かどうか見抜くのが難しいためという。
捜査関係者によると、4人は9月30日、無断で複製された米マイクロソフト製の基本ソフト「ウィンドウズ」と事務用ソフト「オフィス」(表計算や文書作成など)をインストールした中古パソコンを、販売目的で店に置いていた疑いがある。