“遠隔操作”TBSにメール、犯行声明か
遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンからネット上に犯行予告が書き込まれた事件で、新たな展開です。今月10日、TBSに宛てて「私が真犯人です」と題するメールが送られてきました。
メールにはこれまでの事件の犯行予告の詳細など警察が公開していない情報が多く含まれていることから警察当局は容疑者による犯行声明の可能性があるとみて、警視庁が本格的な捜査に乗り出しました。
TBSに送られてきたメールの送信された日時は今月10日午後10時すぎ。タイトルには「私が真犯人です」と書かれています。「現在報道されている大阪・三重の遠隔操作ウイルス事件について、私が犯人です」「このメールには犯人しか知り得ない事実、つまり“秘密の暴露”が多く含まれている」と続きます。
大阪・三重の事件のほか、8月1日に日本航空に爆発物をしかけたとメールが送りつけられた事件や8月27日に秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが通う幼稚園に襲撃予告のメールが送りつけられた事件についても自分が関与したとしています。幼稚園の事件については自分が送ったという犯行予告の詳細も記されていますが、警察当局によりますとこの詳細は、これまで報道機関などに公開していないにもかかわらず、実際に送られたものと一致しているということです。
メールにはウイルスによって遠隔操作を行うマニュアルなども添付されていて、警察当局は容疑者による犯行声明の可能性があるとみています。このため、警視庁がメールの解析を進めるなど本格的な捜査に乗り出しました。
さらに、メールには、これまで“遠隔操作ウイルス”との関わりが明らかになっていない事件についても自分がやったとしています。それは、6月29日、横浜市のホームページに小学校を襲撃するなどと書き込まれた事件です。この事件では19歳の明治大学生が7月に逮捕され、すでに保護観察処分となっています。
「メールには、ここ横浜市の保土ヶ谷区役所に送ったとする犯行予告の詳細も記されて$$$^$7$?!W!J5-
Q.送られてきたメールと一致するか
「同じですね。文書の構成も同じですね」(横浜・保土ヶ谷区総務部区政推進課 萩原健司課長)
この事件についても警察が公開していない襲撃予告の詳細が記されていました。ただ、メールにはこの事件はウイルス以外の方法でやったと記されていて、神奈川県警は確認作業を行っています。
今回のメールには犯行の目的として、「警察・検察をはめてやりたかった、醜態をさらさせたかったという動機が100%です」と書かれています。そして、「ある程度のタイミングで誰かにこの告白を送って、捕まった人たちを助けるつもり」だったとしたうえで「警察・検察のかたへ、あそんでくれてありがとう。またいつかあそびましょうね。」と次の犯行を示唆するような文面でしめくくられています。
JNNでは、先週、寄せられたこのメールの信憑性を取材、検討した結果、犯人側から送られた可能性があるとみて15日、放送いたしました。(15日11:33)
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