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被ばく線量の不正防止へ 新防護服導入10月15日 4時0分
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東京電力は、福島第一原発の現場で線量計を鉛で覆い被ばく線量を少なく装う不正があったことを受けて、一部が透けていて外側から線量計の状態を確認できる新しい防護服を開発し15日から導入します。
福島第一原発では去年12月、工事を請け負っていた会社の役員が作業員5人に対して鉛のカバーで線量計を覆って被ばく線量を少なく装うよう指示する不正がありました。
不正の再発防止のため、東京電力は作業員の線量計を防護服の外側からでも確認できる新しい防護服を開発しました。
新しい防護服は胸の部分が透けて見える素材になっていて、防護服の下に線量計を身に着けても外側から確認できるようになっています。
この防護服は15日から導入され、1回の作業の被ばく線量が3ミリシーベルト以上と高い現場で、原則としてすべての作業員が着用するということです。
東京電力では「素材が変わっても放射性物質の付着を防ぐ効果は変わらない。不適切な放射線量の管理が再び行われないよう努めていきたい」と話しています。
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