2012年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

twitter

  • twitter
無料ブログはココログ

« (2)子どものいのちと健康より産地の風評を懸念する教育委員会 | トップページ | 第2章 放射能汚染をめぐる行政との闘い »

2012年10月10日 (水)

(1)補正される空間線量

(1)補正される空間線量
 5月。学校の空間放射線量だけでも測ってほしいという父母たちと、教育委員会に測定をお願いしました。が、当然「そんなことは知らない」「そんなことはやらない」の一点張りでした。それでも、何度も通いました。ところが、518日に市民からメールをもらいます。

「先週散歩中、川内幼稚園での放射線量計測に遭遇いたしました。消防と職員の方々が記載中の数値を伺うと、地上80cm0.5μSvhとのことでした。地上直上はまだ未計測とのことでしが、地上80cmでも年間5mSvとなる数値です。地上直上や雨樋、排水溝付近ではどの位の数値になるのでしょうか?今日も砂場付近で裸足で遊ぶ園児の姿をみると、桐生もただ事ではないぞという感じです。是非、ご確認ください。」

翌日まず消防へ行き、空間線量を測定した事実を確認し、その後教育委員会へ行きました。消防で測定の確認をしたことを伝えるとようやく、茂木曉至教育部長は消防が所持しているガイガーカウンターで測定した事実は認めましたが、その数値については「機械の性能が悪いので公表しない」の一点張りでした。今でもその数値は公表されていません。ところが、1019日群馬県の調査によると、その地域のイノシシから1キログラムあたり49.8ベクレルのセシウムが検出されました。セシウムはイノシシだけに降り注ぐものではありません。空間線量を測定して、すぐに伝達してくれたら防げた被曝なのにと、悔やまれてなりません。

桐生市は20116月から空間線量の測定を開始しますが、公表する数値が第4回(2011719-21日測定)から急激に下がります。それは、桐生市は群馬県立県民健康科学大学に依頼して補正値を計算させたからです。つまり、桐生市は補正値をかけることで空間線量を故意に低く公表しています。 

« (2)子どものいのちと健康より産地の風評を懸念する教育委員会 | トップページ | 第2章 放射能汚染をめぐる行政との闘い »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1523531/47390131

この記事へのトラックバック一覧です: (1)補正される空間線量 :

« (2)子どものいのちと健康より産地の風評を懸念する教育委員会 | トップページ | 第2章 放射能汚染をめぐる行政との闘い »