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2012年10月 9日 (火)

(2)お小遣いつきの行政視察

(2)お小遣いつきの行政視察
 議会のルールは議会を構成している議員が決めます。議員の報酬金額も、政務調査費の使途や金額も、視察旅費計算の仕方もすべて議員が決めます。

 行政視察は、課題や問題があるから行くのではありません。年度末に、一人当たりの視察旅費予算があてがわれます。桐生市議会では常任委員会の視察日の場合、ひとり23日で12万円です。議会事務局が、これを消化する距離にある視察先をいくつか選定します。そしてご丁寧に、もっともらしい視察項目まで考えてくます。また「6月の視察なら、関東は梅雨の季節だから、カラッとした北海道がいいよ」。こんなことをアドバイスくださった先輩議員もいます。

行政視察は職員同行の元、まるで大名行列のようです。視察時間は1自治体で2時間程度。小学校の社会科見学と大差ありません。夜の宴会費用も公費から支出されます。さらに、この視察に参加すると約1万円の余剰金が発生するように仕組まれており(例えば、グリーン車に乗らないのにグリーン料金で交通費が計算され、6000円~8000円のビジネスホテルに泊まるのに、1泊すると15700円の宿泊代が支給されます)、この余剰分は議員のお小遣いになります。「こういうことは市民の理解を得られないのではないか」。議員になった当初、疑義を唱えた私に、「我々は議会のルールにのっとってやっている。違法なことをしているわけではない」と言ってのけたのが、現在の桐生市議会議長の荒木恵司議長です。(注)視察旅費計算については、改選後条例改正されました。

加えて、何百万円も費やして大名行列のようなで視察に行って、視察先で勉強してきたことが行政で活かされた試しはありません。 

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